過食症ってどんな症状?
「過食症」という言葉を見聞きしたことがある方は多いでしょう。お悩みの方もいるかと思います。
過食症とは摂食障害の一つで、食べたい気持ちをコントロールできずに短時間で大量の食べ物を詰め込み、食べる行為を抑えきれない状態を指します。
「神経性大食症」ともいわれ、満腹という感覚だけでは食欲が抑えきれず、異常なほど食べ物をひたすら食べてしまいます。
過食症と診断する主な基準としては、次のような症状があります。
1.2時間ほどの短期間で、異常な量の食べ物を一気に食べてしまう
2.食べることを自力でコントロールできなくなる
3.体重の増加が気になって、下剤を使用したり、嘔吐や絶食、過激な運動などを繰り返してしまう
4.体型や体重への影響に対して、自分なりの判断で異常なほど過敏になってしまう
体型や体重を気にするあまり、過食だけでなく、過食と拒食を繰り返すケースも数多く見られます。
その原因はストレスなど様々
過食症になる原因としては、対人関係などのストレスによる場合がありますが、それだけではありません。ここでは、その原因となるいくつかの例をご紹介します。
●対人関係や仕事でのストレス
学校や職場、恋愛などでの人間関係をはじめ、仕事上でのストレスが原因となる場合があります。嫌なことを我慢し続けて、それがたまりにたまって過食という行動を起こしてしまいます。
●社会不安障害によるもの
まわりの人に自分がどう思われているか不安になり、過食症になることがあります。過剰な食事をやめられず体重が増加している場合などには、社会に出たくないという心理が働き、過食行動を起こしてしまいます。
●過去のつらい体験によるもの
幼い頃のつらい体験や忘れたい記憶、傷ついた体験が原因となるケースがあります。
●うつ病によるもの
イライラや落ち着かない気持ち、感情をコントロールできないことを過食で紛らわせたり、甘いものを発作的に食べてしまうことがありますが、その影にはうつ病が隠れていることがあります。
このように様々な原因により過食症は起こりますが、その根底にあるのは、食べることで「心を満たしたい・癒やされたい」という気持ちです。
それでは、この過食症にどう対処したらいいのでしょうか。
気になる治療法は、次のページでご紹介します。
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