唇が1年中乾燥していて治らない人の原因・治す方法…実は体調不良のサインだった!?



空気が乾燥すると気になってくるのが肌の状態ですが、一番乾燥に敏感に反応するのが唇です。

綺麗なメイクも、唇がカサカサで皮がめくれていては口紅が上手く塗れないです。

そこで、今回は唇の乾燥の原因を紹介します。

夏の唇も乾燥する!?

多くの人が唇の荒れは冬だけの問題と思っています。

ところが、唇のカサカサは夏の問題でもあります。唇は皮脂膜がないため、乾燥しやすい場所です。

ですから、冷房で空気が乾燥する夏にも冬と同じようなケアが必要です。

夏に唇が乾燥する原因は以下の通り。

・リップクリームや口紅が合っていない
・歯磨き粉のすすぎ残し
・生活習慣の乱れ
・紫外線の影響

夏の強い紫外線で唇も肌と同様に日焼けを起こすので、日焼け止めの入ったリップクリームを使うように心がけましょう。

唇の荒れが治らない!

唇に充分なケアをしているのに、荒れが治らない時には口唇炎である可能性があります。

多くの場合は、放置していても治ります。

おすすめのケアは、寝る前に唇にハチミツを塗ることです。

ハチミツにはビタミンが含まれていますし、乾燥を防いでもくれます。

気になる口唇炎には、大きく4種類の口唇炎があります。

・接触性口唇炎

リップクリーム、口紅、歯磨き粉などの成分でアレルギー反応やかぶれを起こしてしまっている可能性。

アレルギーの原因物質の特定が困難なこともあり、病院で受診しても、長期戦となってしまうことも多いようです。

長期に渡って、唇の荒れが改善しない場合は、日用品のパッチテストを受けて、使用可能な製品を絞り込むなど、息の長い取り組みが必要になることもあります。

対処法は…

当たり前のことですが原因となる刺激物を使用しないことが大事。

刺激の弱いものに変える事も効果があります。

口紅、リップクリーム、マニキュア、リムーバー、歯磨き粉、チューインガム、他にも、マンゴー、キーウイ、やまいも、いちじく、醤油などの調味料などに接触することによっても引き起こされます。

唇にアレルギー症状が出る場合、すぐに腫れたり、ヒリヒリし始めるのではなく、数日後に症状が出る事が多いので、なかなか気付く事が難しいので注意しましょう。

金属アレルギー症状が、唇に出るケースもあります。

・アトピー性口唇炎

アトピー性皮膚炎などのアレルギー体質で、最も多い症状といえば、恐らくドライスキンでしょう。持って生まれたそんな乾燥肌が、刺激に弱い状態を作っています。

対処法は…

唇が乾燥しないように、加湿器を使用したりワセリンなどの保湿剤を塗ったりします

唇の乾燥、亀裂、鱗屑が主な症状で、唇周囲の皮膚もカサカサすることが多く、唇とその周囲に色素沈着が表れる事が多いです。

・光線口唇炎

唇と皮膚の境界線が不明瞭になり、荒れて皮がめくれやすく、クリームなどを塗ってもなかなか治らない状態が続きます。

下唇に起こりやすく、外で働く機会が多いような、紫外線に長時間さらされる方に好発します。

対処法は…

日焼け止め効果のあるリップクリームを塗ると防げます。

赤く腫れる、水泡やびらん、かさぶた、乾燥や亀裂などの症状。白人に多く見られ、比較的日本人には、少ない症状のようです。

・剥脱(剥離性、落屑性)口唇炎

条件さえ重なれば、誰にでも起こりえる病気。症状として、水に濡らすと白くふやけ、それをめくると発火した唇の皮が現れます。皮がめくれる→瘡蓋ができる→自分で剥いでしまうのサイクルで、何度も皮剥けを繰り返してしまう。

対処法は…

完治には数週間~数ヶ月

・完治可能と理解し、精神的ストレスを溜めない

・軟膏などを塗らずに患部を清潔に保つ

・数週間~数カ月で完治する

自分で出来る対処法はここまでですが、やはり病院で受診される事をおすすめします。

・「マシュマロ」のような「ふんわりした」甘いものを、適度に摂取するうちに驚く程改善する患者さんも多いそう。

・「水分」を常にしっかりと摂る。

・「ビタミンEの過剰摂取」を控える。(大量のビタミンEの摂取は体質的にめくれやすい人がいるため。)

口唇炎は、症状が出てもそのまま放置するのが良いと言われていますが、症状が治らなかったり、乾燥により唇がひび割れ膿んでしまうというケースもあります。

剥離性口唇炎にいたっては「こうすれば完治する!」という確実な、治療法がないのが現状と言っても過言ではありません。

長期間症状が続くようであれば病院に行くことをおすすめします。

さて次のページでは、唇の乾燥の原因についてご紹介いたします。





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