だらだらと慢性の下痢が続く症状…医師にかかるべきか否かの判断はどこに?



みなさんのおなかの調子はいかがでしょうか?数日間お通じのない便秘もつらいものですが、ゆるゆるの下痢が続くのは体がだるく体力的にもつらいものです。

急性の下痢は、食べ過ぎや飲み過ぎ、冷えなど原因が突き止めやすいのですが、ずっと続く慢性の下痢は、腹痛などの自覚症状も少ないままダラダラと続きます。

原因の見当たらない慢性の下痢は、見えない病気かも!?

生活改善などで済めばベストですが、もし心配なら、一度診察を受けることをおすすめいたします。

病院での診察が必要なケース

大腸がん

大腸に発生するがんで、早期だと自覚症状はなく、検査などで発見されることになります。血便や下血、便が細くなるなどの他に、下痢や便秘を繰り返すこともあります。頻度が高くなったり、特に血便が出るような場合は、例え結果痔だったとしても診察をおすすめします。

潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜にただれや潰瘍ができ、腸の粘膜が攻撃される病気で、自己免疫異常という説が有力です。肛門に近い直腸付近から発生するため、血便や下痢、発熱、体重増減といった症状が繰り返されます。はっきりとした原因が分かっておらず、国の難病指定となっています。

クローン病

大腸や小腸の粘膜に炎症や潰瘍ができ、血便や下痢、体重増減を繰り返す病気です。炎症が繰り返し起こることで、表面粘膜の下の層が露わになり、腸に穴が開くこともあります。こちらも、遺伝説や細菌感染説がありますが、遺伝的素因に加えて、腸にある免疫細胞の異常反応があるのではないか、と言われています。はっきりとした原因が確立されておらず、国の難病指定となっています。

ちょっと恐ろしくなってしまいましたね。いずれにしろ、血便や繰り返す症状などが特徴です。そこまでの心配はない一般的な慢性下痢の原因は生活改善がメイン。では次のページへ。





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