だらだらと慢性の下痢が続く症状…医師にかかるべきか否かの判断はどこに?



生活の改善でよくなるケース

過敏性腸症候群

ストレス、緊張、不安などの精神的な影響や疲れや睡眠不足などの影響からくる下痢です。テストの前におなかが痛くなる・・・というと分かりやすい現象ですね。それでもストレスが過度であったりすると生活に支障を来たします。腸脳相関という言葉もあるほど、脳と腸とは密接につながっています。脳から出るストレスホルモンの影響ではないかと言われています。

腸そのものに異常はないため、リラックスできる環境を作ったり、規則正しい生活をすることで改善されます。それでも自分ではどうしようもない精神的なストレスについては専門家のアドバイスを受けましょう。

乳糖不耐症

牛乳を飲むとおなかがゴロゴロする、という症状です。これはアレルギーではなく、ラクトースを上手く分解できないために起こる症状です。日本人のような黄色人種に多いと言われています。

大量に飲むとそうなる可能性も高いので、少しずつ飲む、あたためて飲む、などのように工夫して飲むといいです。またヨーグルトであれば約30%の乳糖が乳酸菌によって分解されるので、ヨーグルトのように加工品として摂ることもおすすめします。

これらのケースであっても、あまりに長期に続く場合は医師の診断を仰いでくださいね。

下痢が続くと冬でも脱水症状を起こします。白湯やスポーツドリンクなどで上手に水分補給を行ってください。

このようなときは、食べられるものを少しずつ食べるようにしましょう。カロリーの多いものや胃に負担のかかるような食事を避け、おかゆやうどんなど消化のよいものをおすすめします。

何より腸は健康のバロメーター。普段から腸内環境をよくする食事を心がけ、栄養を万遍なく摂ることと、そして規則正しい生活が基本です。





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