甲状腺の腫れは、女性に多く見られる病気です。「甲状腺が肥大している」と言われても、怖い病気とは限らないので安心してください。
適切な治療を行えば怖がる必要はありません。そこで今回は、甲状腺の腫れの見分け方と病気についてお話しします。
甲状腺の病気
まず、甲状腺の病気で患者数が多いのが橋本病です。20代〜60代の女性によく見られる病気で、命に関わるような病気ではありません。橋本病と同様に甲状腺が腫れるのが、バセドウ病です。
橋本病はホントに個人差あって、検査しても数値悪くない人がすんごくしんどかったりするらしくて…
バセドウ病も大変で、辛いのはわかるんだけど何も同じ病気の人を…ねぇ。
元気になった人がいたなら希望が見えると思ったほうが絶対幸せなのにね。— にーよ(Ne-Yoじゃない) (@yskmsakyoko) 2017年12月12日
バセドウ病は、手術をして甲状腺を全部あるいは1部摘出することも治療の選択肢です。ところが、手術にともなってしゃべりにくい、あるいは飲み込みにくいという副作用もあります。
他にも甲状腺腫、腺腫様甲状腺腫、亜急性甲状腺炎などの病気があります。しかし、いずれも治療の必要がない病気です。
甲状腺の病気の症状
患者数が多い橋本病は甲状腺の腫れ、疲労感、便秘、記憶力の低下、息苦しい、体温が下がる、むくみ、難聴などの症状があります。バセドウ病は甲状腺の腫れ、眼球の突出、まぶたが腫れているように見える、月経異常、手足が震える、下痢、イライラするなどの症状が見られます。
【社会不安障害と似た疾患】
甲状腺機能亢進症
バセドウ病などで甲状腺ホルモンの分泌量が過剰になる疾患 全身の働きが過剰になる結果、頻脈や発汗、不安感、震えなどの社会不安障害と似た症状が起こることがあると言われています。— 場面緘黙症bot (@Kanmokubot) 2017年12月12日
さらに亜急性甲状腺炎は、甲状腺が腫れ痛む、汗をかく、体重減少、下痢、手の震えなどと言った症状が起きます。また甲状腺が痛む病気として、甲状腺の悪性腫瘍があるので注意しましょう。
なお橋本病とバセドウ病は、血液検査で甲状腺ホルモンの量を調べることで病気が判明します。甲状腺の腫れの見分け方と原因については、次のページをお読みください。
コメントを残す