周りの人たちはそんなに汗をかいていないのに、自分ばかり汗をかいている状況に困っている人もいるんじゃないでしょうか。
とくに、女性の場合はメイクが崩れる原因にもなるので、厄介です。
一体なぜ、顔汗をかいてしまうのでしょうか。
原因と対策を見ていきましょう。
顔汗がひどい主な原因は2つ
顔汗をかく原因としてまず2つ、あげられます。
1つめは、「顔面多汗症」という病気です。
顔面多汗症の原因ははっきりと解明されていなくて、突然発症する人もいます。
気温が高かったり、辛いものを食べたりすると汗が出るのは当たり前ですが、それ以外のときに大量の汗が出るなら、顔面多汗症の可能性が高いでしょう。
対処法はないので、病院に行って診察してもらうしかありません。
もう1つの原因は、「運動不足」です。
では、なぜ運動不足が顔汗の原因となるんでしょうか。
私達の身体は体温が上がり過ぎると、脳へダメージが出てしまいます。
そのため、汗をかくことで体温調節をしているんです。
汗は汗腺から分泌されるんですが、体内に300万個あると言われています。
その中でも、とくに活発に動くのが、頭と顔にある汗腺です。
運動不足になると汗をかく機会が減り、心臓から離れた下半身の汗腺は動きが鈍くなってしまいます。
その結果、顔と頭に集中してしまい顔汗をかく原因となるんです。
エアコンの効いた部屋ばかりに居ても、同じ理由で顔汗が出やすくなります。
汗をかくのは嫌な人も多いでしょう。
しかし、顔汗をかかないようにするには、適度に汗をかく必要があります。
なので、定期的に運動を行うようにしてください。
他の病気の可能性も・・・
多汗症の他に考えられる病気が「更年期障害」や「甲状腺機能亢進症」などで、どちらもホルモンバランスが深く関係しています。
さらに、自律神経の乱れによって汗が異常にでやすくなる自律神経失調症も考えられる病気のひとつです。
そして最も注意したいのが、顔の片側だけに汗をかく場合。
もしかすると「大動脈瘤」や「縦隔腫瘍」など重大な病気が隠れている場合があります。
多汗症の場合、皮膚科では汗を止める薬などを処方してもらえる他、手術や注射などで治療することもできます。
そして自分でも分かるくらいにストレスを感じたときや、緊張状態に陥ったときなど精神面で汗を大量にかく場合は、心療内科や精神科を受診しましょう。
ストレスをためない生活を心がけることも大切です。
顔汗の対策法については次ページからご覧ください!!
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