●季節的要因
乾燥してフケが増えるのはやはり冬です。
肌や頭皮にとって快適といわれる湿度は60~65%です。
10月から5月になるまで60%を上回ることがありません。
1年のうち7カ月は、乾燥の季節が続くという事なのです・・・
血行不良になると、肌や頭皮は乾燥します。
暖房をつけると、部屋の湿度は一気には20%台まで下がることもあります。
冬に熱いお風呂に入ることも、皮脂を奪う原因になってしまいます。
紫外線も頭皮にダメージを与えてしまうので気を付けましょう。
●体調不良
頭皮は生活習慣が影響してくることがおおいです。
ストレスのある生活や睡眠不足や脂っぽい食事を多くとると、フケがひどくなる場合があります。
体がストレスを感じると自律神経の働きが弱まってしまいます。
循環器やリンパといった「体のめぐり」が悪化します。
十分な栄養分や酸素が届かずに、頭皮が荒れてしまうからです。
●栄養不足
食事を減らすダイエットをしていると、カサカサのフケが増えることがあるようです・・・。
原因は栄養不足だそうです。
緑黄色野菜やレバーに多く含まれるビタミンAが不足すると、皮膚や粘膜が弱まり、
乾燥して角質がはがれやすくなってしまいます。
「美肌ビタミン」と知られるビタミンCや「アンチエイジングの要」ビタミンE、
「元気のもと」として知られるビタミンB、肌にハリとみずみずしさを保つコラーゲンや、
自己免疫力をあげるミネラルが不足すると、頭皮の乾燥を進行させてしまいます。
●パーマやカラー剤による刺激
パーマ液やカラー剤には、頭皮の荒れ・皮膚炎・時にはアレルギーにつながる強い成分が含まれています。
「美容院に行ってからかゆくなった」「フケが出て数日たっても治らない」という人は、
パーマやカラーリングは少し控えた方が良いかもしれません。
●病気
アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎・乾癬・色素性乾皮症などはフケの直接的な原因になります。
内科の病気でも頭皮の乾燥を引き起こす場合があります。
皮脂分泌をコントロールしづらくなる甲状腺や下垂体の機能低下などです。
体内の水分量を減少させてしまう糖尿病、尿崩症などもあげられます。
●加齢
若い頃のように、お肌のしっとり感は年を取るとなくなってきます。
角質層の間を埋めていた細胞間脂質や、真皮層で肌のハリを保っていたコラーゲン・ヒアルロン酸の量が減っていくからなのです。
頭皮も弾力を失い、潤いが無くなってしまいフケが増えていきます。
●シャンプー
フケが多いと、つい汚れていると勘違いする人が多いのですが、
石油系界面活性剤入りの洗浄力の強いシャンプーなどで洗うと、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性もあるのです。
爪を立てて洗うと必要な角質が剥がれ、頭皮についた細かい傷から炎症を起こしたりもします。
●薬
薬の副作用で気づかない間に乾燥肌になっている場合もあります。
アレルギー体質やアトピー性皮膚炎の人は肌が過敏なため、普段飲んでいる薬に原因がないかも調べてみるのも必要ですね。
フケに効果的なケアは…?
フケが気になり、1日に何度も髪を洗う人はやめた方が良いです・・・。
洗い過ぎは地肌に必要な水分や油分を奪ってしまいます。
シャンプーは1日1回以下に減らしましょう!
指の腹で軽くもみ洗いします。
時間をかけて丁寧にすすいでください。
シャンプーのは色々な種類があります。
●オイル系シャンプー・・・石油系ではなく馬油や植物オイルなど天然由来のオイルが主成分のものを選びます。
●石鹸系シャンプー・・・洗浄力の強い弱アルカリ性はやめて、弱酸性を選びます。
●薬用シャンプー・・・「アラントイン」など乾性フケに効果のある成分入りを選びます。
オイルやローションで保湿する方法
毛穴に詰まった皮脂汚れを浮かせて効果的に落とし、乾燥も改善させることができます。
シャンプー前の頭皮に、マッサージするように塗って3~5分おいてからシャンプーするだけなんです。
乾かした後も地肌のしっとり感が続きます。
洗髪後は、頭皮環境を整えるために育毛剤などで保湿をするのもお勧めします。
和漢植物エキスやヒアルロン酸など、肌にやさしい保湿成分が含まれる商品が良いですね。
これからの乾燥の多い季節には、オイルで保湿するのは大事なのかもしれません。
オシャレをしても、肩にフケがあると嫌ですよね。
フケのないきれいな頭を手に入れてください。
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