2017年のインフルエンザの流行状況まとめ!今年の型の症状や潜伏期間はこちら・・・



 毎年猛威を振るうインフルエンザ。つらい症状に苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。今年2017年のインフルエンザの状況をお伝えいたします。

インフルエンザの症状

 インフルエンザは大きく分けてA型、B型、C型の3種類があります。このうち、毎年のように大流行するのがA型で、この型は遺伝子の変異が起きやすいという特徴があります。

 またA型と言われるウイルスの中にも、さらに144通りの亜型に分類されます。この亜型が十数年に1度の間隔で新しいものが現れ、それだけでなく頻繁に変異していきます。

 つまり、免疫のないウイルスが次々に現れるのです。これが、大流行する原因です。そして、最も症状が重いのもA型です。感染すると突然38度以上の高熱が出て頭痛、筋肉痛、関節痛の強い全身症状が出ます。

 熱自体は3日程で緩和しますが、怖いのが合併症のリスク。特に幼児は中耳炎や肺炎、気管支炎、酷いと死亡率が10~30%に上るインフルエンザ脳炎を発症する危険性があるので、注意が必要です。

B型とC型の症状

 B型も強い感染力を持ちますが、A型と比べて流行性は低いとされています。それは、ウイルスの変異スピードがゆっくりでワクチンが長続きし、免疫を持っている人も多いためです。

 症状も軽いケースがほとんどで、インフルエンザの代名詞のイメージがある高熱は出にくい代わりに、腹痛や嘔吐などの消化器系の症状が出ます。微熱もだらだらと続き、インフルエンザと気づかれにくいことも。A型が落ち着く1~3月に増え始めます。

 さらに症状が軽いのがC型です。微熱の他、鼻水、咳、喉の痛みが出ます。ウイルスが変異しにくいため流行することは少なく、また2度目以降は症状も軽くなります。そのため、感染するのは免疫のない6歳未満の子供がほとんどです。2歳未満の幼児は重症化することもあります。

 感染力は弱いのですが、通年性で冬でなくても感染する可能性があることも忘れてはいけません。年によって、流行する型が変わるインフルエンザですが、今年2017年の流行状況などの最新情報を次のページで詳しくご紹介いたします。





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