壊れしまうLEDとは
ネット上で目にする、「LEDが壊れた」という声。その多くは、発光ダイオードではなく基盤の故障だと考えられていおり、その原因は“熱”です。LED自体は熱を持ちませんが、電源部分は高温になります。
その熱でコンデンサが壊れたり、配線やハンダが傷んでしまうのです。そもそもLEDは、密閉タイプの照明器具には不向きです。
4万時間という公称寿命は7割まで光量が落ちるまでの時間なので、7割の明るさでも暗く感じないように。なお大抵はLED素子の寿命よりも制御回路の方が先に壊れるようですけどね。
— ぼんじん (@Bonezine) December 5, 2017
LEDの根元にはヒートシンクがあり、放熱される仕組みになっていますが、お風呂場のような熱のこもりやすい場所だと放熱が間に合わなくなり、故障の原因になります。また、LED自体が粗悪品であるという場合もあります。
普及し始めた頃は、海外製品も多く出回っていました。「寿命が長い」という謳い文句にひかれて、知らないうちに粗悪品をつかまされていたということも十分に考えられます。
信頼できる電球に
LEDの原理自体は100年も前に発見されていましたが、実用性はありませんでした。80年代後半から90年代にかけて、青色LEDが開発されてようやく灯りとして使えるようになりました。
それでもまだ、技術としては発展途上で暗いなどというデメリットもたくさんありました。白熱電球のように使えるようになったのは、まだ最近の事です。
両手が使えて便利なLEDネックライトシリーズ 紹介動画【パナソニック公式】 https://t.co/KeKaMejAgg @YouTubeさんから
— ユタリン (@yutarin517) December 4, 2017
しかし発売当初に比べれば、LED技術は格段に進歩しています。発光効率、放熱技術、基盤の耐久性はグンと向上しました。また消耗品扱いの電球には珍しく、パナソニックでは5年補償が導入されました。
壊れても、5年以内なら無償交換できるようになりました。正しい使い方をすれば、信頼性の高いLED電球。電球の交換に飽き飽きしてきたら、LED電球に換えてみてはいかがでしょうか。
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