2017年のインフルエンザの流行状況まとめ!今年の型の症状や潜伏期間はこちら・・・



予防接種はいつから?

 2017年のインフルエンザは例年よりも早く流行し始めています。定点医療機関からの報告では、感染者が9月11日から17日までの1週間で1,081人となっており、これは昨年の同時期よりも2倍以上多い人数です。

 流行のサインでもある学級閉鎖も次々起きていて、9月5日の東京の小学校を皮切りに宮崎、佐賀と全国に広がっています。インフルエンザの予防策として、有効なのがインフルエンザワクチン。

 毎年、国立感染症研究所がWHOの推奨株を元に見直されて作られます。今年のワクチン株は下記のように決定されています。(出典:国立感染症研究所 インフルエンザとは)

2017-2018シーズンのワクチン株○2017/2018冬シーズン

A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09

A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)

B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)

B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

 A型、B型がそれぞれ2種類入った4価ワクチンで、A型とB型のどちらにも対応できるようになっています。毎年心配される供給量ですが、今年は2,528万本と昨年よりも少ない予想。クリニックでは12月になれば安定供給できる見込みです。

潜伏期間に要注意

 インフルエンザウイルスの潜伏期間は1~3日。感染経路は、飛沫感染や接触感染です。知らず知らずのうちに感染していたり、ウイルスをばら撒いている可能性もあります。

 インフルエンザ予防には、やはりワクチン。インフルエンザワクチンは、100%予防できるわけではありませんが感染する可能性は低くなり、感染してしまった場合の症状の緩和、合併症を防ぐのには有効です。

 ワクチンの効果は5ヶ月程度なので、遅くとも12月初めまでには接種するようにしましょう。そしてワクチンと並んで、大切なのが日々の手洗い・うがいです。

 マスクをするなどの咳エチケットも忘れずに。日ごろから、感染予防対策を徹底してインフルエンザに悩まされない冬を過ごしたいものですね。





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