痔の原因
痔の治療法についてご紹介する前に、まずはそもそもなぜ痔ができるのか、その原因についてご説明します。痔ができる原因は、肛門に負担がかかることによって肛門にある組織が傷つき、うっ血して血行障害が起こることです。
特に便秘気味な人の場合、排便時に乾燥した便を強くいきんで体外に排出しようとするので負担がかかりやすく、便秘気味出ない時に比べて組織を傷つけやすくなるのでより痔になりやすいです。他にもゴルフなど、力を入れていきみやすいスポーツをやっていたり、長時間座っていることなども痔の原因となります。
痔が進むと脱肛に
脱肛について説明するにあたって、痔には次の3種類あるということも説明していきます。
1、いぼ痔
いぼ痔とは、うっ血した部分が腫れてできた痔のことです。肛門の奥にできる内痔核と外側にできる外痔核の2種類あります。内痔核の場合、軽い時はそれほど痛みを感じることもありませんが、症状が進むと肛門の外にまで出てきてしまい、痛みを感じるようになります。
この肛門の外まで出た状態を脱肛といいます。外痔核の場合、あまり血はでませんが、ひどい痛みを感じます。
2、きれ痔
きれ痔は、肛門の外壁が傷つけられた状態の痔のことをいいます。
3、じろう
肛門内部の肛門腺に細菌が入り、膿んでしまい中に膿が溜まることが原因で起こる痔のことです。さて、次のページでは痔で困っている人に向けた、痔の治療費と自宅で出来る治療法をご紹介していきます。ぜひご覧ください。
手術で痔の治療をしても、便秘が治っていなければまた、痔が再発するのではないですか。
快便習慣を確立するのが良いのではありませんか。
座位排便に際して、踏み台をセットするのが良いと言われていますが、確かに効果はありますが、頑固な便秘はそう簡単には治りません。
私は、高校生の時にいぼ痔の切除手術をしたのを皮切りに、50歳くらいまで痔に悩まされていました。35歳くらいまでは和式便器が主でしたので、排便姿勢としては理想的だったのです。それ以降は様式で、食後30分ほど籠っていました。
50歳のころ、排便時の切れ痔出血を温水シャワーで洗い流していたら、残留便がするりと出るので、以降この方式をとり続けています。
80歳の現在までまず、痔で悩むことはありません。
今では、食後しばらくして便意を感じて、便座に座ると時を経ず快便。出ないときはあっさり止めて、温水シャワーをかけるとたいていはすんなり出ます。
世の中の常識では、温水便座の洗浄水も長時間使用するのは良くないと言われています。肛門周辺が爛れるとのことです。シャワーもあまり長く使うのは良くないかと思われます。
しかし、赤ん坊や幼児が浴槽で排便することはよくあることだし、老人施設でも浴室で漏らす人は多いと言われています。
温めて、適度な刺激を与えると排便は至極簡単です。
ただ、浴室で排便するのは同居家族にとっては耐え難いことでしょう。
贅沢ですが、然るべき仕掛けを施した浴室トイレの開発が望まれます。
息子がJICAでモロッコに赴任していた時ティゲルドウィンというところに居ましたが、浴室内に大きな穴があって排便後はペーパー無しで、シャワーで洗う家に住んでいました。(トイレットペーパーが贅沢品であったのかもわかりません)
モロッコはフランスと関係が強かったので、フランスにもこう言う習慣があるのではないかとも思っています。
野菜の汁も良いですが、温水シャワーが良いです。快便習慣がつき、痔主生活とはおさらばです。ただ、浴室排便は同居家族には耐え難いでしょうから、贅沢ですが早く然るべき設備を備えた浴室が考案されることが望まれます。
原始的ですがモロッコにはそう言う住宅が既にあります。