玉ねぎを切るときに涙が出ない方法がついに判明!鍵はキャンドルにあった!?



硫化アリルを排除

 硫化アリルは、別名「アリシン」とも言われるネギ類の香りの元です。玉ねぎを切ることによって玉ねぎの細胞が壊れて硫化アリルが発生します。

 この硫化アリル、実は迷惑な存在ではなく健康効果があります。消化を助ける、疲労回復、ビタミンB1の吸収と活性化を促す、血栓を防ぐ、動脈硬化の予防、免疫力アップ、老廃物の排出、脂肪燃焼という効果があります。

 ここからが裏技です。硫化アリルは可燃性で引火点が46度、つまり46度以上の状態で燃えてしまうのです。ですので、玉ねぎを刻むまな板の横に火の付いたキャンドルを置くことで、涙が出ることを防げます。

その他の方法

・切れ味のよい包丁を使う

涙の原因となる成分は玉ねぎの細胞が壊れたりつぶれたりすると放出されます。切れ味のよい包丁を使う事で細胞をつぶすことなく玉ねぎを切れます。

・切る前に玉ねぎを冷凍庫で冷やす

冷凍庫で10分から15分ほど冷やすことで空気中に放出される酵素の量を減らすことができます。

・口で呼吸する

鼻の粘膜から刺激成分が入るのを防げます。

・火のそばで切る

刺激成分の硫化アリルは熱に弱いのでコンロなど火のそばで切ると刺激が失われやすくなります。

・皮をむいて水に10分つける

硫化アリルは水溶性のため、水に浸けると刺激成分が水に溶け出し切った時の刺激が少なくなります。

 

・ゴーグル着用

玉ねぎの涙対策として、水泳用ゴーグルやスキー用ゴーグルを使う人もいるようです。また、アメリカではキッチン用品として玉ねぎ用ゴーグルが売られています。

・ガムを食べる

とても簡単で、ズバリ!ガムを食べながら玉ねぎを切ることです。たったそれだけです。ポイントは、口を開けてガムを噛むことです。これだけで本当に、涙が出ないのか信じられないですよね。

その理由なのですが「硫化アリル」が目を粘膜を刺激すると、体はこれを追い出そうとして涙を出します。ところが、ガムを食べていると、涙よりも唾液の分泌を優先する為、涙が出ないということなのです。

しかし、涙が出なくても、目は痛いのでは…と思いませんか?

もう1つの説明として、「硫化アリル」は水に溶けやすい。(=水と反応し易い)ですから、ガムを食べて唾液を増やすと、目の粘膜まで行かずに、唾液で止まるという事でした。

目に届く前に、唾液で吸収してやる!!という訳です。それなら目が痛くならないのも納得ですよね。さらに、ポイントとして、口を開けてガムを噛むというのも理にかなってますね。口を開ける事で効率良く、唾液で吸収できますから。

いかがでしたか?どれも簡単にできる方法なので、参考にしてみてくださいね。

ちなみに、涙の原因となる「硫化アリル」ですが、血液をサラサラにする効果や、悪玉コレステロールを下げる効果があります。

しかし、水に溶けやすい「硫化アリル」の性質を利用し、水の中で玉ねぎを切るというのは「硫化アリル」を流してしまう事になり、栄養的にすごくもったい無いので避けましょう。

これで、今まで辛かった玉ねぎの刺激を解消し、玉ねぎを使った料理にたくさん挑戦してみましょう。





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