指の付け根や関節付近の痛み「中足骨骨頭痛」
中足骨骨頭痛とは、つま先立ちをする時、指と一緒に地面に触れている部位が痛むことです。中足骨骨頭痛の見分け方は、以下の通りです。
・足指の付け根付近の盛り上がった部分にタコができ痛くなる。
・つま先立ちをすると痛みが生じる
痛みの原因としては背の高いヒールやサンダルなど、足先に負担を与える靴を毎日履いている、プロ―リングの上を裸足で歩く、外反母趾を放置している、などがあげられます。
足指を圧迫することで起こる神経の痛み「モートン病」
足指を圧迫し続けると、足指の骨の間に神経のコブができます。このコブは歩くことにより更に圧迫され、痛みが発生します。できやすい部位は、中指と薬指の間・人差し指と中指の間です。
・靴を履かず、寝転ぶなど足に負担をかけていない時は全く痛くない
・つま先に負担が掛かる度に痛みやしびれがくる。
・歩きはじめはそうでもないが、しばらくすると痛み出すし、
・足裏を休ませても痛みが継続する。
・図にある位置を押すと痛い。
痛みの原因としてはサイズの合わない靴やヒールの高い靴で足を圧迫している、ハードなランニングや長距離歩行、運動不足や加齢が原因で起こる開張足を放置している、などがあげられます。
対策
お伝えしてきた4つの原因の対策をご紹介いたします。偏平足の痛みに悩んでいる方は、インソールがおすすめです。次に足底筋膜炎は、予防が重要となります。ポイントは足のアーチの崩れを防ぐこと。そのためにも以下のことを心がけましょう。
・過度な運動を避ける
・急激な体重の増減には注意する
・サイズの合った靴を選ぶ、
・靴の紐をしっかりとしめる
・足底腱膜をストレッチで鍛える
中足骨骨頭痛の対策としては高いヒールの靴を履かない、靴底の薄い靴は避ける、インソールやパッドを用いるなどです。これらで痛みを緩和することができます。
最後にモートン病ですが、痛みの緩和策としてはパットを使用する、幅の狭い靴や高いヒールの靴は履かない、靴の紐を締めすぎないことが挙げられます。一方でモートン病は、外科処置を必要とする場合があるので、整形外科での受診が必要でしょう。
痛みの緩和策をご紹介しましたが、もしそれでも痛みを感じてしまった場合はどの痛みかを把握することが大事です。特にモートン病には注意が必要ですね。
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