日本ではあまり馴染みのない感染性の病気「マラリア。蚊を媒体にした、世界的に重要な感染症でもあります。今回はこのマラリアの感染経路、症状等をご紹介いたします。
マラリアとは?
マラリアは、マラリア原虫を持つハマダラカ属の蚊に刺されたことで発症する病気です。熱帯や亜熱帯で流行しており、2013年の記録では1年間に2億700万人が感染し、62万7000人が死亡しています。
北朝鮮の医療で何がおきているのか 脱北した医師との対話から https://t.co/XbPgsPnkMt 「南部はコレラやマラリア、北部(脱北者の多くは北部)は発疹チフス、疥癬、疫痢が多発」「食べることが第一なので、症状が軽快すれば抗菌薬を売ってしまうからだ。こうして多剤耐性結核が増加」うわあ
— 匣河豚工房 (@hakofuguf) January 23, 2018
1〜4週間の潜伏期間がありその後発熱、寒気、頭痛、嘔吐、筋肉痛の症状が出てきます。マラリアは、熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、四日熱マラリア、卵形マラリアの4種類に分類することができます。
この中で、熱帯熱マラリアは発症から24時間以内に対応しないと重症化し、死に至ることもあります。またマラリアには脳症、腎症、肺水腫、重症貧血などの合併症があります。
原虫と感染経路
まず、マラリアの病原体はプラスモディウム属の原虫で、人に感染するマラリア原虫は熱帯熱マラリア原虫、三日熱マラリア原虫、四日熱マラリア原虫、卵形マラリア原虫の4種類でした。ところが近年、東南アジアでサルマラリア原虫の一種「P.knowlesi」がヒトへの感染を確認。
マラリアを媒介する事で知られる蚊の種類と言えば何?(理択)→
ハマダラカ— 帝炉理[海洋学検定強化中] (@R_L_bot_type_Re) December 28, 2017
このP.knowlesiも5種類目のヒトマラリアと考えられるようになりました。なおマラリアは、人から人への感染はありません。そんなマラリアの症状については、次のページで詳しくご紹介いたします。
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