アジアの代表的スパイスで、二日酔いに効力があるとされるウコンには春ウコン、秋ウコン、紫ウコン、黒ウコンの4種類があります。ターメリックは、秋ウコンの英名です。
ウコンはポリフェノールの一種で、沢庵の着色料としても使われる黄色色素クルクミンを含んでいます。このクルクミンは肝臓の機能を強化するなどの効力を持ち、最近ではアルツハイマー病の治療薬として注目されています。
ウコンの黄色はクルクミンによる。
— 電子食品事典ひとことbot (@eiyoshihattori) August 25, 2017
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小さじ1杯のウコンの粉末、大さじ2杯のココナッツオイル、カップ2杯分のココナッツミルクあるいは牛乳、1つまみの黒コショウを中火にかけて温めた「ゴールデンミルク」を1日1杯飲むようにすると、毎日ウコンを摂取できます。
クルクミン
秋ウコンに多く含まれているクルクミンには、肝臓の機能を改善し強化する力があるだけでなくアルコール代謝作用、コレステロール値の低下作用、美容効果があります。さらに、胆汁の分泌を促進、抗酸化作用、抗菌作用、鎮痛作用、食欲増進、血流改善という効力を持っています。
また、インドで高齢者の認知症発症率がアメリカの4分の1という研究結果から、最近ではアルツハイマー病の進行を遅らせる力があるとして注目されています。さらに、クルクミンの持つ抗酸化作用と抗炎症作用が脳の健康を促すという研究結果もあります。
次のページでは、いよいよ肝臓以外にもたらすウコンの秘めたる力についてご紹介いたします。気になる方はぜひご覧ください。
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