少し気が早いとお思いになる方もいるかもしれません。
今回はカキ氷のシロップについてのお話しです。
真夏の暑い日には、必ず食べたくなる食べ物の一つとしてカキ氷がありますね。
昨今の気候の変動によって、急に真夏日になったりして、季節をあまり感じる機会が昔に比べるとずっと少なくなってきたように思います。
これからは、暖かくなっていきますので、時に暑い日はカキ氷を思い出すこともあるかもしれません。
そんな、皆さんにおなじみのカキ氷のシロップには色々な味があるようですが、実は皆一緒というから驚きですね。
今回は、カキ氷のシロップの味が同じである理由についても紹介いたします。
夏の定番
初夏の陽気と共に、カキ氷の暖簾(のれん)を見かけるようになったりします。
また、お祭りの屋台には、必ずといってよいほど、カキ氷店が出店しています。
みなさんは、一度は食べたことがあるのではないでしょうか。
夏の定番といえば、カキ氷といって間違いないでしょう。
初夏のころから、喫茶店はもちろん、ファミリーレストランのようなところにも、定番メニューとしてカキ氷の写真が載りますね。
ですから、食べなくとも、メニューを見れば載っているので、知らない人はいないと思います。
最近ではグルメレポートのような番組やニュースのカルチャーコーナーでも、地域限定とか珍しいカキ氷が紹介されたりします。
それは、その地域でしか食べることができない、地域の特産品などとコラボレーションしたカキ氷だったり、カキ氷の量が「これ一度に食べきれるの?」というような大盛りカキ氷の紹介などテレビなどで見聞きした人もいるかもしれませんね。
カキ氷にも、イチゴ味、レモン味、メロン味などいくつかの種類がありますね。
そんな定番の味にも秘密がありました。
シロップは味一緒!?
みなさん、カキ氷で好きな味はなんでしょうか?
イチゴ味、レモン味、メロン味、クリームあん味、などなど色々な味があるように思っていませんか。
実はカキ氷のシロップの原料は、「ブドウ糖果糖液糖、香料、酸味料、保存料、着色料」の5つが基本的な原料です。
クリームあん味のクリームは練乳です。
それに、あんこを載せるとクリームあん味のカキ氷になります。
最近人気の抹茶味は、基本原料に抹茶粉をふりかけたり、ませているだけなのです。
簡単に説明すれば、砂糖水に、色付けのために香料の違うものを混ぜているだけなのです。
香料は、食品添加物としての赤や黄色、緑などがありますが、それがいわゆるイチゴ味、レモン味、メロン味としてカキ氷にかけられているだけなのです。
最近では家庭で簡単にカキ氷を作れるように、カキ氷機も安価で販売されていますし、シロップもスーパーなので簡単に購入することができます。
だから、家庭で簡単にカキ氷を食べることができる時代になったのです。
シロップには多少の香料と一緒に香りのモトも含まれていますので、色が違うだけで、〇〇味が楽しめるという仕組みです。
では、なぜ違いをかんじるのでしょうか。
違いを感じる理由
カキ氷そのものは、氷ですから、味に違いはありませんね。
では、なぜカキ氷に色々な種類の味があるのでしょうか。
正確にいえば、味に違いをかんじるのでしょうか。
味は味覚で感じるものだと思っている人が多いでしょう。
しかし、味覚は甘い、辛い、塩っ辛いなどの違いはわかります。
食べた触感で味を感じ取っているわけではないのです。
実は視覚が関係しているのです。
私たちは、食べ物を食べる時に、その食べ物の色も一緒にみていますね。
特に、レストランのメニューは、写真入りのものが多く、食欲をそそるように、あるいは、一押しメニューなどのコメントがあれば、一層食べてみたくなりますね。
それと同じように、食べ物、特にフルーツの色を見て、その味を想像して、食べたい時に購入していませんか。
例えば、「イチゴ」といわれれば、真っ赤な食べごろのイチゴを想像しませんか。
それは、熟した赤いイチゴを食べてその味、甘さを知っているから、赤という色に脳が反応してイチゴを思い出させるのです。
逆に黄色のフルーツは?と聞かれれば、レモンやパイナップルを思い浮かべませんか。
酸っぱいだけでなく、フルーツのさわやかさを脳が反応しているのです。
またメロンの多くが黄緑色ですね。
だから、グリーン色がメロン味となるわけです。
そこには、あまり季節感はないのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
カキ氷も、今ではご当地グルメなどで紹介されて、その土地ならではのものが開発され、そこに行かないと食べることができない、カキ氷もあるようですが、基本は同じということがおわかりでしょうか。
ちょっと、がっかりした人もいるかもしれませんね。
色の違いだけ?
拍子抜けしたでしょうか。
最近のスーパーのお菓子売り場にいくと、様々なデコレーションのためのチョコチップや練乳などお菓子作りのための工夫品が多く販売されています。
この夏、皆さんも定番+αで、自分だけのカキ氷をつくってみたり、ご当地グルメのカキ氷周りするのも良いかももしれませんね。
考えているだけで、ちょっとわくわくしてきませんか。
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