洗顔に関する注意
まず、第一に、ゴシゴシこする洗顔法は絶対にNGです。
汚れを落としたい気持ちから力が入ってしまい勝ちですが、ごしごし洗いは肌や毛穴への負担が大きくなります。
そして、スクラブ入りの洗顔料の使用も避けましょう。
毛穴に無理やり入りこんで汚れを落とすこの方法も、お肌にダメージを与えてしまいます。
そして、洗顔料にはその気持ちよさからもスースーするメンソール入りのものを使う方も多いのではないでしょうか。
こちらもあまりスースーしすぎるものはお肌に影響があるためできるだけさけたいですね。
また、合成界面活性剤の入っているものにも注意が必要です。
そこでおススメなのがAHA”配合の洗顔料です。
AHAとは別名「フルーツ酸」とも呼ばれ「アルファヒドロキシ酸」といって、植物性天然由来ピーリングとして美容クリニック・エステサロンなど使われているものです。
補足ですが、おろそかにされがちなのが保湿です。洗顔後の乾燥した肌をそのままにしておくと、乾燥を防ぐために、肌がまた余分な皮脂を分泌してしまいます。洗顔後は必ず、保湿を忘れないようにしましょう。
毛穴パックでのケア
黒ニキビケアには、毛穴パックがおすすめです。手作りパックの材料は、1袋のゼラチンと大さじ2の牛乳です。ゼラチンを牛乳でよく混ぜた後、電子レンジで30秒ほど温めます。
レンジから取り出した時に、熱すぎるようであればしばらく冷まし適温になるようにします。目元、口元を避けて顔に、温まっているゼラチンパックを塗ります。
15分程待ち、口の周りにひび割れができたら剥がします。ゼラチンは水分を強く吸収するので、肌の保湿を心がけてください。気になる不快な黒ニキビには優しい洗顔、塩水スクラブと毛穴パックで小まめにケアをしましょう。
今まで解説した治療法は、既に発生した黒ニキビのものでした。
でも、せっかく治ったのに、根本原因を取り除かないと、また同じようにニキビは発生します。
ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の際に何らかの原因で毛穴が小さくなったり、皮脂が余計に分泌されたりしてニキビができるのであれば、その原因を知り、取り除く方法が必要になります。
肌本来のバリア機能を低下させる主な原因は“男性ホルモンの増加”“角質層の乾燥”という2つです。
“男性ホルモンの増加”については、『ホルモンバランスを整える』ことが必要で、女性ホルモンと同様の性質を持つイソフラボンを肌内部に浸透させる治療を行い、並行して“角質層の乾燥”に対しては肌を保湿すことが必要です。
こうして肌バリア機能を向上させれば、多少の外部刺激に対する抵抗力がつき、簡単にニキビが出来ることはなくなります。
黒ニキビの原因は他にも、皮脂の分泌が多い体質、角質が固い体質(うるおいが少ない体質)、ストレスなど様々あります。
痛かったり赤みが出ている場合は、黒ニキビとよく似た「粉瘤」の可能性もあるので、間違っても毛穴の黒ずみを無理に自分で取り出そうとせず、一度皮膚科に相談してみましょう。
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