どんなに気を付けてもストッキングは伝線してしまいますよね。
特におろしたてのストッキングが伝線しちゃったり、少し値段の高いストッキングを買っても1回で履けなくなってしまうと悲しいと思います。
伝線しやすいものは使い捨てにしがちですが、少し気を付けるだけで長持ちさせることができるのです。
ストッキングの伝線しにくい方法
ストッキングを長持ちさせる方法として、冷凍庫で凍らせたり、手をつるつるにすること、足のお手入れをすること、洗濯の仕方に気を付けること、マニキュアを使うこと、収納の仕方です。
・冷凍庫で凍らせる
新品のストッキング(パッケージから取り出していない状態)で冷凍庫に入れましょう。
一晩おくと驚き!
繊維の強度が増し、伝線しにくくなります。
ストッキングのナイロン糸が縮み、密度が濃くなり、伝線しにくくなるのです。
・手をつるつるにする
手の爪が伸びていることで履くときに引っ掛けてしまうと悲しいので手もキレイにしてください。
手にハンドクリームを塗って保湿をするときは、必ず爪にもクリームをしっかり塗り、爪の潤いを保つようにします。
乾燥による爪の割れやささくれを防ぐので、爪で引っかけてしまうこともあまりなくなります。
足のつめの手入れも重要です。
足の皮膚がザラザラ、カサカサしすぎていると履くときにストッキングがどこかに引っ掛かり、伝線してしまいます。
爪が長く伸びすぎていたり、きりっぱなしで鋭くなっているとひっかかってしまい伝線しやすくなります。
特にかかとは固くなりやすいですし、かさつきやすいのでケアをしましょう。
・洗濯の仕方に気を付ける
タイツを長持ちさせる洗い方は手洗いです。
手で一つ一つ丁寧に洗えば、ほかの衣類とからまったり、服のチャックなどに引っ掛けて洗ってしまう心配はありません。
手洗いする時間がない!という方は、ネットに入れて「手洗いコース」(洗濯機によってコースの名前が異なる場合がある)で洗濯します。
ストッキングを洗濯するときは、手洗い・洗濯機利用、いずれの場合も洗剤は「手洗い用」や「ファンデーション専用」のものを選ぶと痛みにくくなるのです。
・マニキュアの力を借りる
つま先やかかとなど、いつも破れてしまうところがあるという人はその破れやすいところにあらかじめ透明のマニキュア(トップコート)を塗っておくと破れにくいですよ。
つま先のあたりが伝線しやすい人は、事前にタイツを裏返して伝線しやすいところを補強しておくと伝線しにくくなります。
靴の中なので縫ってあってもわかりませんし、多少は長持ちするようになります。
・収納の方法に気をつける
洗濯するときだけではなく、収納するときも、できるだけ他の衣服と混ざらないようにしましょう。
装飾のついている服や金具のついたランジェリーなどと一緒に収納すると、引っかかりやすくなって伝線しやすくなります。
デザインが凝っているものほど、服のちょっとしたところに引っ掛かってしまい、破けたり、絡みついてしまい、ほどけなくなってしまうといったトラブルがありますよね。
なので別のところに収納しましょう。
再利用
・ヒモ
まず、ストッキングの伸縮性を利用した使い方です。
ストッキングの脚の部分を切り取り、縦にふたつに切ります。
その端をそれぞれつなぐと、3mほどの長いヒモが完成します。
通常、雑誌や本を束ねるのに利用するのはビニール紐と思いますが、伸縮性がないためサイズや厚さがバラバラだと、束ねてもすき間ができて崩れてしまうことが多いのですよね。
そこで、ストッキングの収縮性を最大限に利用し、厚さやサイズがバラバラの雑誌類10数冊を、束ねてみると…
約1.5m分で、高さ約25cmの雑誌を束ねられました。
ストッキングで束ねるとしっかり縛れ、さらにダンボールの箱など、サイズに統一感のないものを束ねる時も、ストッキングのヒモは便利に利用できます。
・ネット
続いては、ストッキングのつま先部分を利用した方法です。
つま先の部分を台所の排水口のバスケットに被せ、排水口ネットとして使用します。
ストッキングは目が細かいので、調理中に出る細かなゴミ類もしっかり取れます。
排水口ネットをうっかり切らしてしまった時のために、ストックしておくと便利です。
さらに、目の細かさを生かして、お風呂用のネットとしても再利用できます。
本体の大きさに合わせてストッキングを切り取り、はめ込めば完成です。
排水口ネットの時と同様、目がとても細かいので細かなゴミ、髪の毛、湯あかが取れます。
汚れたら本体から外し、石けんで軽く洗えば、破れるまで繰り返し使えます。
・アクリルたわしに再利用
アクリルの細かな繊維が汚れをかき出すため、洗剤を使わなくてもきれいになると言われています。
ストッキングはナイロン製ですので、アクリル同様にとても細かい繊維でできています。
その特性を利用しお風呂洗いとして、再利用できます。
その使い方は、ストッキングを丸めてこするだけです。
湯あかの部分に軽く水をかけ、丸めたストッキングでこすってみると、お風呂用の洗剤を使わなくても、湯あかがスルッと取れます。
その後水ですすぎます。
ちなみに、お風呂の椅子などについた頑固な湯あかは、なかなか取れません。
あくまでも、1日使用した後の浴槽を洗うアイテムとして役に立ちます。
応急処置
・トップコートで補強する
一時的な応急処置として、トップコートを塗る方法があります。
使い方は、伝線してしまった箇所を中心にして、トップコートを広めに塗るだけです。
トップコートは、割とすぐに乾くので使い勝手がいいですよね。
そして、トップコートを塗ることで、ストッキングやタイツの繊維を固めて、伝線が現状より広がることを防ぐ効果があります。
すでに伝線が大きく広がってしまっている場合には、残念ながらあまり有効な方法ではありません。
小さい範囲の伝線に役立つ応急処置として覚えておきましょう。
よくストッキングやタイツを履く女性は、持ち歩けるように、小さいサイズのトップコートをバックに常備しておくと安心です。
ちなみに、透明のマニキュアでも同じように使えます。
・ソックタッチで補強する
靴下が下がるのを防ぐために使うソックタッチで補強します。
学生の頃に使用した経験ありませんか?
ソックタッチも、伝線している箇所に広めに塗ることで、一時的に伝線してしまった箇所の繊維を固めて、伝線が広がるのを防ぐことができます。
そして、トップコートより補強度は低めになりますが、比較的お肌に優しいのでお肌が弱い女性は、ソックタッチの方が安心でしょう。
ソックタッチなら、バックに常備していても軽いですし、持ち歩きに便利です。
・ヘアスプレーで補強する
とにかく、早めに伝線してしまった箇所が広がらないように処置することが重要です。
ハードタイプのヘアスプレーを伝線してしまった箇所にシューっと吹きかけて固める方法なら、即効性があり、すぐに応急処置ができます。
小さいタイプのヘアスプレーなら持ち歩きしやすく、応急処置もその場でサッとしやすいです。
・液体のりで補強する
万が一、オフィスでストッキングやタイツが伝線してしまった時には、文具が役に立ちます。
それは、液体のりです。
のりが固まるまで少し時間はかかりますが、伝線が広がるのを防ぐ効果があるので、覚えておくと便利です。
オフィスで使える応急処置です。
・ストッキングやタイツの予備をひとつ持ち歩く
ストッキングやタイツを履く日や、よくストッキングやタイツを履く女性は、予備のストッキングやタイツをひとつバックに忍ばせておくのが安心です。
小さい範囲の伝線なら補強する応急処置でOKですが、大きく伝線してしまったら補強が難しいですよね。
そんな時、予備のストッキングやタイツをひとつ持ち合わせていれば、履き替えればOKです。
ストッキングやタイツは、軽くて場所もとらないので、バックに入れて持ち歩いても邪魔になりませんし、一番安心です。
・コンビニやドラッグストアで購入する
外出中に伝線してしまった場合、応急処置できるアイテムを持ち合わせていなかったら、迷わず新しいストッキングやタイツを購入しましょう。
最近では、コンビニやドラッグストアが多く、ストッキングやタイツを取り扱う店舗が多いので便利です。
一番近くのコンビニやドラッグストアで、なるべく伝線しにくいタイプを購入して、長く使えるタイプを選びましょう。
いかがでしたでしょうか?
ストッキングやタイツが伝線してしまった経験があっても、こんなにさまざまな応急処置法があるなんて驚いた女性も多いのではないでしょうか。
補強する応急処置は、それ以上伝線が広がらないように伝線した箇所の繊維を固める方法です。
どの方法も、肌に、補強に使う液などが付いてしまう可能性があるので、お肌が弱い女性は、注意して応急処置法を選んだ方がよさそうです。
自分に合った応急処置法を数パターン覚えておくと、いざという時に困りません。
ぜひ参考にしてみてください。
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