皆さんも、錆びなどでとても固くなってしまったネジやボルトが外れない!
こんなこと、経験したことがありませんか。
力任せに頑張っても、ビクともしないそんなどうしようもない時、ぜひこれからご紹介する方法で試してみてください。
今回は、そんな外れないネジやボルトの対処法についてご紹介していきたいと思います。
ネジを回す方向は?
ネジってどっちにまわすのかって、カンタンなことですが、すぐに忘れてしまいがちではありませんか。
うっかり間違えると、きつく締めすぎたり、ネジ山をつぶす原因にもなったりします。
・正しい方向
正解は「右回り(時計回り)に回すと締まる」なんです。
ほとんどのネジは、「右回り(時計回り)」に回すと締まり、「左回り(反時計回り)」に回すとゆるみます。
実は、電球も、右に回すと締まります。
容器のフタもほとんどが右回りで締まり、左回りで開きます。
・右回りである理由は?
なぜ、右回りが多いのか、その理由はいたってシンプルなようです。
世の中に右利きの人が多いかららしいです。
世の中の大多数の人は右利きで(70% – 90%)、右利きの人は時計回りに回す(回外)方が力が入るから、というのが定説だそうです。
右利きの人が回し易い時計回りで締まっていくのです。
・例外も
「左回りのネジ」が存在します。
どんなことでも例外はあるものです。
間違いではなく、根拠があっての事です。
例外を3つご紹介しましょう。
一つ目は、扇風機の羽根をとめているネジは「左ネジ」です。
この理由は、扇風機の羽根は右回りに回転するので、逆向きに締めないとだんだんゆるんでくるためです。
回転軸を回転方向(羽根が回る右方向)に回すと、右ネジだとボルトがゆるんでしまいますが、左ネジだと自然と締まっていきます。
二つ目に自転車の左側のペダルです。
これも「左ネジ」を使っているんです。
理由は、やはり、ゆるみ防止のためなのです。
3つ目はバイクの右側ミラーです。
これも「左ネジ」でとめられている場合があります。
理由は、転倒したりぶつけた時など自然にゆるんだときの破損を防ぐためなのです。
ネジを外す対処法
正しいやり方でやってもネジがうまく外れないこともあります。
そんなときは輪ゴムを使ってみましょう。
ネジとドライバーの間に輪ゴムを挟むことで、滑りにくくなり、回しやすくなります。
輪ゴムは太めの物を使ってください。
きつく締まったネジは熱を加えることで、外れやすくなることもあります。
あたためられたネジが膨張することで、冷えると素材との間に隙間が生まれるんです。
こちらの動画ではガストーチを使っていますが、アイロンやドライヤーなどでも大丈夫です。
・便利グッズ
なかなか外れないネジを外すための道具もいろいろあります。
いくつか紹介しましょう。
1、ネジザウルス
ネジと言ったらドライバーですが、ネジ山がつぶれたりして外れないならネジを挟んで回す方が手っ取り早いです。
普通のペンチでは滑りますが、この「ネジザウルス」を使えばしっかりと挟んで回すことができます。
2、ネジバズーカ
ネジ山がつぶれていても、わずかに窪みは残ります。
その窪みにしっかりとはまるように作られた特殊なドライバーです。
3、ショックドライバー
こちらはバイクのネジを回すために使われていた道具です。
ショックドライバーでネジを叩くことでネジが回転し、外しやすくなります。
輪ゴムを使ったり、熱を加えたり、特別な道具を使わなくても簡単にネジを外すことはできます。
ぜひ、試してみてください。
それでもダメなら、こちらで紹介した道具を使ってみるといいでしょう。
次ページではボルトの外し方についてご紹介していこうと思います!!
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