腰痛で左側が痛い時と足のしびれが起きた時の原因と対処法まとめ!逆に右側が痛い場合は・・・



激痛があるのは椎間板ヘルニア

 精神的な要因で発症するのが坐骨神経痛。ストレス以外にも筋肉・靱帯の疲労、腰の冷えによっても引き起こされます。痛みやしびれで、長時間立ったり座ったりできない状態に。

 一方、前かがみになると症状が強くなるのが椎間板ヘルニアです。ぎっくり腰のように急に激痛が出る急性型と、鈍痛がずっと続く慢性型があります。

 なりやすいのは20~50代の男性やずっと同じ姿勢をしていたりスポーツ選手、ダンサーなど腰に負担がかかる人に多く発症します。坐骨神経痛を伴うことが多いため、左右どちらかにしびれが出ます。

 何となく腰がだるい、重いと感じる場合は、腰椎分離症の可能性が高いです。腰椎に負担がかかり、椎間関節が骨折し、前後に離れてしまっている状態です。10~14歳の成長期に多く発症しますが、気づかずに大人になって痛みを感じることもあります。

いつまでも続く鈍痛は要注意

 上記以外にも、しびれが出たら疑うべき病気があります。腰痛よりもしびれが主な症状で、下半身が冷たく感じたり股間が熱くなったら、腰部脊柱管狭窄症の可能性があります。

 背中の内側にある脊柱管が狭くなることで神経が圧迫され、痛みが生じます。生まれつきの場合もありますが、アナウンサーなど背筋を伸ばすことが多い人や、50歳以上の高齢者に多く見られます。

 また、ゴルフが好きな人も要注意です。そして怖いのが腫瘍。脊髄や脊椎に腫瘍ができると、その箇所に慢性的な鈍痛が生じます。いつまでも鈍い痛みがあり、安静にしていても緩和されない場合は腫瘍が原因です。

 悪性の腫瘍の場合は、進行が早く、重症化することもあるので早期の治療が必要です。腰痛には深刻な病気が隠されていることも。我慢は禁物です。早めに受診して重症化を防ぎましょう。

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