かさぶたを剥がすのは病気のサイン?気持ち良いからとついついやってしまうとこうなる…!



 傷口やニキビを潰した後にできるかさぶた、無理に剥がしていませんか?かさぶたを剥がすのが止められないのは、心の病かもしれません。かさぶたの役割と早く治す方法を紹介します。

かさぶたの役割

 かさぶたは止血と同時に、傷口からの細菌の侵入を防ぐ重要な役割があります。傷口の血管が収縮し、血液中の血小板が栓のようになって血管をふさぎ、繊維状のタンパク質に変化して傷口を覆い、かさぶたができます。

 かさぶたの下で新しい表皮が形成され、傷口が完全に塞がるとかさぶたも自然に取れます。かさぶたを無理に剥がすと、新しい表皮を作るための物質が過剰に集まり傷口が盛り上がってしまい、傷跡が残ったりします。

かゆいかさぶた

 かさぶたがかゆいのは痛みを感じる神経回路と、かゆいと感じる神経回路が同じことに起因します。治りかけのサインなので、掻きむしってかさぶたを取ってはいけません。

 特に虫刺され跡を頻繁に掻きむしり、かさぶたを剥がし続けると「とびひ」となり、痒みを伴う水泡が全身にできて治りにくくなってしまいます。また、かさぶたを剥がすことでストレス発散するのは、心の問題かもしれません。

 傷跡が汚くなってもかさぶたを剥がすのが止められない人は、強迫性障害の可能性があるので心療内科に相談を。次のページではやっかいな頭皮のかさぶたと、かさぶたを早く治す方法についてご紹介いたします。





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