対処法は“出す”
ノロウイルスに特効薬はありません。対処のポイントは、「とにかく出す」こと。体内のノロウイルスを出すことが重要です。下痢が酷いからと言って、下痢止めを飲むのはNGです。
また、抗生物質も下痢を長引かせるので服用は避けましょう。薬の服用は、ある程度ウイルスが出てから。吐き気止めや整腸剤で症状を緩和させます。そして気を付けたいのが、脱水症状です。
牡蠣の食あたりの対処法を知って少しでも早く治しましょう!! https://t.co/aQbWHeYaBE
— kids28 (@s_kids28) 2017年12月8日
嘔吐や下痢で体内の水分は大量に排出されてしまうので、水分補給は必須です。スポーツ飲料や白湯をこまめに飲むようにしましょう。また、小さな子供の場合は嘔吐物による窒息にも注意が必要です。
健常者ならば、1~2日程度で自然に回復することが多いです。しかし持病があったり、体力が低下している場合はすぐに受診しましょう。
安全に牡蠣を食べよう
感染力が強いのもノロウイルスの特徴です。接触感染、飛沫感染、空気感染と様々な感染経路があるのでさらに厄介です。ドアノブ、便座、咳、くしゃみ、嘔吐物など、至る所からウイルスは拡散します。
特に嘔吐物には1グラムにつき、10万~10億個のウイルスがいると言われています。そのウイルスが空気中を漂っていることも。感染者はマスクを徹底するのはもちろん、介助者も嘔吐物を処理する際にはマスク・ビニール手袋を忘れずに装着し、二次感染を防ぎましょう。そして、感染防止も忘れずに。
牡蠣を食べる場合には、しっかり加熱しましょう。ノロウイルスは牡蠣の内臓部分に生息し、その上ある程度の高温にも強いので、中心部まで高温調理する必要があります。目安としては85℃以上で1分以上の加熱ですが、フライの場合は中まで火が通りにくいので4~5分じっくり火を通すことがお勧めです。
感染力も生命力も強力なノロウイルス。感染すると本当に悲劇で、せっかく美味しい牡蠣を食べた楽しい思い出が、ノロウイルスに感染した事で悲しい思い出になってしまうかも…。牡蠣は蒸しても焼いても美味しいですよ。
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