冬が旬の牡蠣。水揚げされたばかりの生でつるりと食べるのは、格別においしいですよね。しかし、そこに食中毒の危険が隠れています。
原因はノロウイルス
夏だけではなく、冬にも食中毒の危険性はあります。そして、その多くは牡蠣。「牡蠣にあたった」という人、あなたの周りにもいませんか?
牡蠣による食中毒のほとんどは、ノロウイルスが原因です。ノロウイルスは11月から3月に多く発生するウイルスで、牡蠣にたくさん蓄積されています。
牡蠣は加熱した物を食べましょう!
でないとノロウイルスに毒り(あたり)ますよ。ちょっとした豆知識!
『食あたり』のあたりは『毒』が正しい!
特殊な読み方で『あたり』、『あたる』となります。— ケストレル (@0bbffeb1b6d6438) 2017年11月22日
牡蠣をはじめとした二枚貝には、餌である微生物やプランクトンをとるために海水を一気に吸い込むという習性があります。これが、ノロウイルスを溜めてしまう要因。海水に漂っているノロウイルスも一緒に二枚貝の内臓へ入り込み、蓄積されてしまうのです。
どんな症状が?
ノロウイルスが増殖するのは、唯一人の体の中だけ。人の体内に入りこんだノロウイルスは、瞬く間に増殖し始めます。そして、潜伏期間を経て食中毒を引き起こします。
ノロウイルスの潜伏期間は12~48時間。体内に入って半日から、遅くても2日以内に症状が出始めます。症状は微熱から始まり頭痛、チクチクとさすような腹痛、そして激しい下痢・嘔吐と徐々に重くなっていきます。
牡蠣はあたると12~48時間で症状がでます
— つぼちゃん☆(まいける☆ (@michael4126) 2017年12月7日
特に下痢と嘔吐はすさまじく、1日に10回以上繰り返すこともありますし、体力もかなり消耗します。体力のない子供やお年寄りは、重症化しやすいので注意が必要です。
つらい症状をひきおこすノロウイルス。症状が出た時の対処法や注意点を、次のページで詳しくご紹介いたします。
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