効果は絶大!ステロイド
皮膚炎、特にアトピー性皮膚炎の治療には、やはりステロイドが有効です。ステロイドには免疫反応、つまり炎症を抑える働きがあります。
ステロイドの中でも作用の強弱があり、一番作用が強力な“ストロンゲスト”からマイルドな“ミディアム”まであり、症状によって使い分けることができます。例えば症状の強いときや、初期段階では強めのステロイドを使用し、徐々に薬の強度を弱くしていく方法があります。
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— egawomisete (@egawomsiete) December 8, 2017
強い作用に不安感を抱いている人も多いと思いますが、処方どおりに使用すれば副作用など体への影響はほとんどありません。ただし、長期間使用すると皮膚が薄く弱くなったり、毛細血管が拡張してしまうこともあるので注意が必要です。
ステロイド以外で効果的な薬
実は、ステロイドの他にも皮膚炎に効果のある薬は存在します。免疫抑制外用薬はステロイド同様、免疫反応を抑える働きがあり、皮膚の炎症を改善します。
効力は軽度から中等度のアトピー性皮膚炎に使用する“ストロング”、“ミディアム”クラスのステロイドと同等です。ステロイドでは効き目がなかった場合や副作用が出てしまった場合、ステロイドである程度炎症を抑えられた場合に使用されます。
また、ステロイドでは副作用が出やすい顔や首など、薬が吸収しやすい部分に炎症がある場合にも有効です。副作用もほとんどなく、ステロイドを使いたくない人には嬉しい薬です。皮膚炎の治療に使われるのは主に外用薬ですが、症状が強い場合は内服薬も併用して使われることもあります。
軽い皮膚炎は市販薬でも改善することができますが、間違った薬を塗ってしまうと悪化してしまうこともあります。皮膚炎は慢性化すると治りにくくなるので、早めに皮膚科を受診することがお勧めです。
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