耳がこもる感じになる原因と治し方!耳管開放症が引き起こす様々な症状とは?



耳管開放症の原因

耳管開放症になる一番多い原因は、ダイエットによる急激な体重変化です。

ダイエットにより耳管を締め付ける働きをする耳管周辺の脂肪も燃焼してしまい、耳管が開きっぱなしになってしまうからです。

加齢や病気で体重が落ちても発症することがあります。

またホルモンバランスの乱れも原因になり、妊娠すると約6人に1人がこの耳管開放症の症状で悩んでいるともいわれます。

ただし出産後に自然治癒するケースが多く、その場合は心配いりません。

ピルの服用でも発症することがありますが、服用を止めると症状が緩和します。

他に睡眠不足、偏食、夜更かし、運動不足、ストレスや過労などでホルモンバランスが乱れたり、寒さで血行が悪くなるのも原因となります。

耳周辺は冷やさないようにしましょう。

耳がこもる感じを治す方法

耳管開放症はほとんどが自然治癒しますが、意識して耳の周りの血行を良くすると治りが早くなります。

耳全体を軽くつまみながら揉むと耳が温かくなり効果的です。

寒い日は耳当てをするのも良いですね。

意識的に水分を取って耳管を閉じるのを促すことも大事です。

また寝る時は違和感のある耳を下にして横向きに寝るのも耳管が閉じやすくなります。

耳管開放症に罹らないためにも、不規則な生活習慣を見直し、ストレスを発散して自律神経の働きを整えましょう。

他の原因や治し方

・耳が水に入る

耳に水が入っているときには、耳の後ろをひっ張りながら頭を傾けると水が抜けるケースが多いようです。

他にも耳を下にして、口をパクパクしてみると、意外に抜けることがあるようです。

・耳垢が溜まっている

また、耳垢が溜まっているときにも耳はこもりますが、耳垢の場合はあまり取り除かない方がいいようです。

耳垢の掃除は耳の入り口程度にとどめ、異音などの症状があるときには、病院の受診をするようにしましょう。

・中耳炎

耳の病気の代表格と言える中耳炎。

これが原因で耳がこもっている場合は、自分でできることはありません。

すぐに病院に行って、処置をしてもらいましょう。

耳管狭窄症

寒くなると風邪をひく人も多いと思いますが、鼻炎や風邪から外耳道や耳管が狭くなり、耳管狭窄症になることがあります。

病院での処置や薬での治療になります。

また、ストレスが原因とも言われているので、ストレスを溜めないことも大切な治療のひとつとなるでしょう。

突発性難聴

50代に多く見られるのが突発性難聴。

耳がこもるだけでなく、突然耳が聞こえなくなる、めまい、吐き気を伴う場合があります。

ウイルスや循環障害が原因と考えられているため、処置も行いますが、安静にしてストレスを解消することも大切になります。

低音障害型感音性難聴

また20代から40代の女性に多く見られるのが、低音障害型感音性難聴です。

低音が聞こえにくくなったり、低音の耳鳴りが聞こえたりします。

女性のホルモンバランスが崩れることに影響するため、薬物療法を行いますが、ストレスも影響しているので、規則正しい生活や適度な運動を心がけるようにしましょう。

メニエール病

睡眠不足や過労なども引き金になり、耳がこもった状態で何度となくめまいが起こるのが特徴です。

薬物治療が用いられますが、ストレスを避けることや休養をとること、栄養を摂ることも、症状によっては必要になります。

耳がこもることによって、様々なケースが考えられますが、あまりに症状が回復しない場合は、耳鼻科に行くことが大切です。

また、耳の病気の中にはストレスや不規則な生活から引き起こされるものもあります。

規則正しくストレスをため込まないことが、一番重要なのかもしれませんね。





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