ふと、腕や足を見るとぶつけた記憶もないのに、痣ができていることがよくあります。その痣は押さえてみると痛みもないです。しかし、何か気になります。そこで今回は、そのような痣がなぜできるのかを紹介します。
生まれつきの痣の正体
痣には生まれつきのものがあり、治療で薄くなったり消えたりすることがあります。そもそも、なぜ生まれつき痣があるのかについてご紹介いたします。
痣とは皮膚の表面にできる色素沈着のことで、「母斑」と呼ばれます。母斑ができる原因は赤ちゃんが母親の胎内にいる間に、皮膚のメラニン色素や毛細血管が増えてしまうことによります。
痣にも、「青痣」「茶痣」「黒痣」「赤痣」などの種類があります。痣の種類によっては自然に消えますが、治療が必要なものや病気のサインである場合もあります。
また、痣はレーザー照射によって消すことができますが、全ての痣に有効とはいえないです。ついで、それぞれの痣ごとの特徴をご紹介いたします。
痣の種類
具体的に、痣の種類と特徴を紹介します。
青痣
蒙古斑:10歳位で消滅
太田斑:目の周り、おでこ、頬など顔に出る。成長とともに濃くなる。
茶痣
扁平母斑:薄い茶色の平たい痣
カフェオレ斑:多くの痣がある場合は「レックリング病」の可能性がある。
黒痣:ほくろ
赤痣
サーモンパッチ:おでこ、目の周り、鼻の下に出る。2歳頃までに消滅する。
ウンナ母斑:うなじ、後頭部に出る。消え難い。
単純性血管腫:まぶたの上にある場合は視覚障害につながる可能性がある。
レーザー治療が可能ですが、痣がなくならず薄くなるだけという場合もあるため医師と良く相談した上で治療を決めると良いです。さて次のページでは、日常生活で現れる痣についてご紹介いたします。
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