ガンになる可能性を持った感染症
日本人の死因の多くがガンによるものだということは、皆さんご存じでしょうか。
進行していった結果、ガンや取り返しのつかない症状になる感染症があります。
C型肝炎です。名前は聞いたことがあるけれど具体的なことは……という方のために、簡単にこの病気を説明しますね。
C型肝炎は、主に血液を通して感染します。
発症すると、肝臓が炎症を起こします。
そこから投薬でウイルスをある程度取り除くこともできますし、肝臓は回復力の強い臓器なので一旦落ち着いたように見えます。
しかし細胞の炎症と修復を繰り返しているうちに、肝臓が繊維化して硬くなっていきます。
適切な治療を受けないと肝硬変になり、肝がんになるリスクを非常に高めます。
C型肝炎になった時点で治療をすることが大事です。
なぜC型肝炎は進むのか
C型肝炎になった時点で治療を……と書きましたが、実はこれが難しいのです。
C型肝炎に感染しても、ほとんどの場合が無症状で気づかないからです。
症状の重たい急性肝炎の人で、ようやく吐き気や全身倦怠感、食欲不振が現れます。
急性肝炎になり治療を受け、完治したと思わせ
長いスパンをかけて再びC型肝炎ウイルスが活動を始めているということも珍しくありません。
気づいたときにはもう肝硬変がかなり進行していた、というのは想像しやすいですね。
定期的な医療機関での健康診断を受けることが早期発見に繋がります。
そもそもC型肝炎に感染しないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
次のページで対策などを詳しくお伝えします。
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