C型肝炎予防、対策で押さえておきたい感染ルート
C型肝炎は血液から感染すると最初に書きました。
わかりやすく言えば、傷口にC型肝炎に感染している人の血液が付く、などです。
しかしそれは、あまり日常的には起こらなさそうですね。
もっと具体的な例があります。
・医療器具の滅菌が不完全な状態での再使用
・C型肝炎ウイルスの入った血液を輸血する
・殺菌されていないカミソリを使い回す
・感染者が使った針でピアスの穴を空ける
・感染者との性行為(きわめて感染率は低いです)
・C型肝炎患者の母体から生まれた子ども(きわめて確率は低いです)
今の日本では使い捨てされる医療器具も多く、注射や輸血で感染するということはほとんどありません。
それよりは、C型肝炎の知識のない人が、安易にとってしまう行動の方が危険です。
体に直接刃や針が触れるようなものの貸し借りはやめましょう。
またC型肝炎ウイルスは経口感染や、空気感染することはありません。
意外な場所も感染の原因
医療機関でもないし、自分で使う物でもないけれど、感染の原因になる場所があります。
鍼灸院と、タトゥーです。これらも種類は違っても、針を体内に入れることになりますので、感染症のリスクがあります。
完全使い捨てや、再利用するなら医療機関で使われる滅菌器を使用して安全を確保してくれる、このような鍼灸院を利用したいですね。
オートクレーブ買いました♪
オートクレーブっていうのは、高圧滅菌する医療器具。
使い捨てできない特殊な鍼を安全に滅菌することができるのです。もちろん、普段はディスポ鍼(使い捨ての鍼)ですので、「奥の手」が増えたって思ってくださいませ。 pic.twitter.com/dR5erNxljk
— 丸山順子 (@maruyamajunko) May 31, 2017
歯医者さんなどでは医療器具の使い回しなどが問題になっています…
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当院では鍼は使い回しせず
全て使い捨てにて施術をしています!!!
.#アロエ鍼灸整骨院… https://t.co/jJevygyt81— アロエ鍼灸整骨院 (@Aloe_iwatuka) August 29, 2017
こちらのツイートでは、タトゥーのリスクの一端が、有名人の行動から伝わってきます。
タトゥーを入れないC.ロナウド「献血できなくなるから」
日本赤十字社「入れ墨を入れる際に、血液の付着など消毒が十分に行われていない器具が使用されることがあり、その場合、肝炎等のウイルスに感染する危険性があります。6か月以内に入れ墨をした方からは献血をご遠慮いただいております」 pic.twitter.com/Q8zhdJsMpR
— ShinjiARAKI (@araki_jp) August 24, 2017
感染しても無症状のまま進行するC型肝炎。
正しい知識で感染を予防すること、定期的な検診で早期発見をすることが効果的です。
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