アイロンを使って
大根おろしのしぼり汁でお札のシワを伸ばします。今回ピン札になっていただくお札はこちら。野口英雄さんが肖像画の1000円札です。全体に見事なシワが入っていますね。
まずは、アイロンを1000度の低温にセットします。次に、キッチンペーパーを二つ折りにし大根おろしを包み込みます。使用するのは大根おろしのしぼり汁なので、受け皿となるボールの上で汁をしぼります。
十分なしぼり汁を確保できたら、シワシワのお札に大根おろしの汁を塗りたくります。表面がびしょびしょになるくらいがベスト。
お札が十分に濡れたら、温めておいたアイロンでお札の両面をアイロンがけします。お札のホログラムにアイロンが当たらないよう注意します。丁寧にアイロンがけした結果、シワシワだったお札がまるで新札のように輝いています。
どうしてシワが伸びたの?
お札には強度を高めるためにデンプンが塗られています。大根の消化酸素がお札に塗られているこのデンプンを柔らかくなり、アイロンなどで熱を加えることにより再び硬くなります。
なぜスチームアイロンは使えないのかというとお札の原料が植物のため、スチームアイロンで水分や蒸気を当ててしまうと形がいびつになるかもしれないのです。自宅で簡単にできるお札のメンテナンス。急な用事でお金を包むことがある日はぜひお試しください。
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