レストランやカフェなどで冷たい飲み物を注文すると、グラスには透明な氷が浮かんでいますよね。
冷たいだけでなく見た目も綺麗なうえに溶けにくいのは何故だかご存知ですか?
それに比べ家庭の製氷機で作る氷は、白かったり気泡ができていたり、おまけにすぐ溶けてしまいます…。
せっかく美味しいお酒やジュースを飲むのならば、やっぱり氷も綺麗でおいしく溶けにくいものがいいですよね!
実はほんのちょっとした手間をかてあげるだけで、お店で出てくるような、透明で美味しい氷を作ることができるんです。
今回はそんな氷の作り方をお教えしたいと思います。
透明な氷を作る方法
「水」と一言で言っても、水道水や井戸水、ミネラルウォーターなど様々なものがありますよね。
水にはミネラル(マグネシウム・カルシウム)や金属イオン(鉄・銅)、ガス系のイオン(塩素・窒素)、炭酸や空気など実は多くの物が溶け込んでいるのです。
水に溶け込んでいる物質たちは冷蔵庫の冷凍室のような-18℃~-20℃に保たれた場所で凍らせると、次第に真ん中に真ん中に押しやられ、最終的に四角い氷の真ん中で固まって凍ってしまいます。
これこそ氷が白くなってしまう原因なのです。
家でも簡単に透明で綺麗な氷を作る方法をいくつかご紹介します!
・軟水を使う
浄水器の水など出来るだけミネラル分の少ない軟水を使ってみましょう。
特にヨーロッパの水は硬水が多く、ミネラル分が豊富に含まれているので避けた方がよいでしょう。
・沸騰させる
水に含まれる空気や不純物は沸騰させることで取り除くことが出来ます。
ある程度冷めてから製氷皿に移して凍らせればOK。
・途中で水を捨てる
少々手間ですが、水に溶け込んでいる物質(不純物)は凍るのが遅いため2/3程度凍ったところで水を捨て、新たに水を加えて最後まで凍らせると透明な氷を作ることが出来ます。
・ゆっくり凍らせる
-4℃~-10℃くらいの温度でゆっくり凍らせると氷は実が詰まるため、固く溶けにくい氷になります。
ただ、冷凍庫の温度設定を-4℃~-10℃にすると要冷凍食品の保存に影響が出る可能性がありますので注意が必要です。
・製氷器を直に置かない
床面との間に割りばし、または発泡スチロールなどを挟むことで床面から直接冷やされづらくなり、氷はゆっくり作られていきます。
・タオルでくるむ
沸騰したお湯を製氷器に注ぎそれをビニール袋(ポリエチレン素材)に入れます。さらにタオルでくるんで冷やすことで水はゆっくり時間をかけて氷になっていきます。
丸い氷と美味しい氷の作り方は次ページから!!
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