オレオが販売終了から、新商品の中国製に変わった理由とは・・・



「オレオ」は、子どもから大人まで多くの人に長年愛されてきた、日本を代表するお菓子のひとつと言っても過言ではありません。

そんな中、2016年8月末をもってヤマザキ・ナビスコがライセンス契約を終了したのにともない、2016年9月からはモンデリーズ・ジャパン株式会社に引き継がれ、日本産から中国産へと変化しています。

そこで今回は、日本産から中国産へと移行した新オレオを詳しくみていきたいと思います。

 中国産のオレオはどう変わった?

ヤマザキ・ナビスコ社が国内で生産し販売していたオレオは、ナビスコ社から指示されたレシピを元にして長い年月をかけ日本人の味覚に合うよう多くの改良を重ねた日本人向けの商品でした。

しかし、これが中国産となるとどうでしょうか?

まず、新オレオを製造するのは中国・北京にあるモンデリーズ・インターナショナル最大のビスケット工場で、最新鋭の製造ラインを持ちビスケットやクラッカーを製造しているといいます。

そして、定番の丸い形だけでなく、ウエハウスやスティック状のものも製造されているようです。

さらに、パッケージに関しては特別大きく変わったようには見えませんが、「ORIGINAL」の文字が入っています。

また、原箱に記載されている原材料を見てみると新オレオは輸入品のためビタミンE・Cが酸化防止剤として追加されました。

中身のクリームに関しても、白っぽかったクリームが黄色みを帯びた色になるなど、表面の模様の緻密さや正確さからして、クオリティーがまったく違うのがはっきりと目に見えてわかる様です。

新旧オレオの違いとは?

2016年の8月末をもってヤマザキナビスコがナビスコブランドから撤退し、モンデリーズジャパンが引き継いだオレオ。

まず、大きく変わったのは国内製だったものが中国製に変わったこと。

食の問題の点からも、国内製というだけで安心感が大きいですよね。

そして、原材料を比較すると旧オレオは「砂糖、小麦粉、植物油脂、乳糖、ココアパウダー、ぶどう糖果糖液糖、コーンフラワー、カカオマス、ホエイパウダー(乳製品)、食塩、膨脹剤、乳化剤(大豆由来)、香料」

新オレオは「小麦粉、砂糖、植物油脂、乳糖、ココアパウダー、コーンスターチ、カカオマス、ホエイパウダー、食塩、膨張剤、乳化剤、香料、酸化防止剤(V.E、V.C)、(原材料の一部に小麦・乳成分・大豆を含む)」となっています。

小麦粉と砂糖の量が逆転しており、肝心な味の違いはと言うと、クリームもすっきりな旧オレオに比べ新オレオはクリームのバター風味が強く、ココアクッキー自体の甘みも強くなっています。

さらに、旧オレオはクッキーをひねってクリームから外すのが簡単でしたが、新オレオはクリームの粘度が高いため外れにくく割れやすいようです。

そっくりの新商品を発売!

モンデリーズ・ジャパンに引き継がれ、国産から外国産に切り替わったオレオ。

国産品は在庫分が終了した時点で店頭から消えてしまったようです。

しかし現在、オレオの後継菓子として2017年12月1日から「ノアール(Noir)」を発売しています。

ブルーのパッケージが印象的だったオレオと異なり、ノアールのパッケージは赤と白になっていますが、クッキーの見た目はココアビスケットでクリームをサンドしたまさにオレオ。

クッキーには、社名の「YBC」の刻印とともに桜の花が散りばめられています。

そして気になるのが製造元ですが、こちらは茨城県の工場ということで安心して購入することができそうですね。

ヤマザキ・ナビスコ時代のオレオはもう食べることはできませんが、ぜひ新製「ノアール(Noir)」を食べてみてください!





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