寒い季節に欠かせないヒートテック。
薄くて暖かいヒートテックを、最近は多くの方が利用されていると思いますが、そんなヒートテックを皆さんは、どれくらいの期間で買い替えしますか?
下着ですし見た目がボロボロになるまで、着用していませんか。
実はヒートテックの寿命があるのです。
さらに、長持ちさせる洗い方も今回は紹介します。
ヒートテックに寿命はある?
ヒートテックの寿命があることを、ご存知でしょうか。
薄くて伸縮性がありとても丈夫なので、半永久的に使えるように思えますが、暖かさを保つ機能的なことで寿命があります。
そもそも、ヒートテックは汗に反応し水蒸気だけを素早く逃し、発生した熱を逃しにくい性質になっています。
しかし、長年使っていると繊維と繊維の間の隙間がひろがり、それによって保湿効果も薄れてしまいます。
そのようになるのは、一般的に一年と言われそのことからヒートテックの寿命は、一年と言うことになります。
このことからヒートテックをたまにしか使用しない場合は、もう少し寿命が延びますし、逆に酷使している場合は一年もたないことになります。
そのことを踏まえて、買い替えるタイミングを知っておけば、より効率よくヒートテックを利用できます。
ヨレヨレになった状態ですと繊維が緩み、保湿機能が無くなります。
また、ヒートテックは体にピタッとフィットした状態で着ることでその効果も高くなります。
ヨレヨレですと、体にフィットもしませんのでその効果も得られません。
ですから、ヨレヨレになっていたら、即買い替えと考えておけば目安になりますね。
臭いを消す方法はある?
ヒートテック自体のニオイを取る方法はなかなか見つからなかったのですが、服についたにおいを取る方法がありました。
汗そのものにはにおいがありませんが、洗濯してもしみついて取れない汗臭いようなにおいの正体はいったい何なのでしょうか。
汗をかくと、汗が衣類に染み込みますよね。
そして常に肌と接している衣類には、皮脂やたんぱく質の汚れが溜まっていくのです。
この汗と皮脂やたんぱく質を人間の肌にいる常在菌が分解します。
この分解の過程で出るにおいこそが汗のニオイだと思われているのです。
常在菌による皮脂やたんぱく質の分解は、衣類の中、つまり繊維の奥で行われています。
なので服に汗臭いようなにおいがしみついてしまうのです。
ヒートテックでかいた少量の汗の水分は蒸発しても、汚れが溜まっていき肌にいる常在菌が汚れを分解する過程のニオイが原因なのです。
対策としては、酵素系漂白剤につけておくといいです。
しかし、うちにはキッチンハイター(塩素系漂白剤)しかないので色落ちに注意して使ってみました。
まず、40度くらいのお湯2リットルにキッチンハイターキャップ1杯入れます。
次によく混ぜてから、ニオイのついたヒートテックを1時間ほど浸します。
最後に水ですすいでも見洗いをしてから洗濯機で普通に洗いましょう。
この方法で行ったら色落ちもせずに汗のニオイだけがきれいに落ちました。
つけていたお湯が黄色っぽくなっていたので効果が出たことがわかりました。
注意点として、色落ちする可能性もあるので最終手段とするか、塩素系漂白剤ではなく、酵素系漂白剤を使うこと、普通の選択では、汗の汚れが落ちないままなので、1ヶ月1回は漂白剤につけておいた方がいいと思われます。
長持ち・復活させる方法
ヒートテックを長持ちさせるには、生地の摩擦をできるだけ防ぐことが大切です。
可能であれば、手洗いで優しく押し洗いし、きつく絞らないように、水分をしっかりとってから、風通しの良い所で陰干し、その際は平干しがベストです。
しかし、普段はなかなか、ここまで手間はかけられません。
洗濯機を使うのであれば、ネットに入れ、柔軟剤も使用すると、摩擦が防げます。
そして、乾燥機はNGです。
ヒートテックに使われているポリウレタンという繊維は熱に弱いため、高温になると変形してしまいます。
干す際も、直射日光ではなく風通しの良い所で陰干しする方が良いでしょう。
また1枚を繰り返し着るよりも、何枚かをローテーションで着る方が、生地が傷むのを防ぐことができます。
ヒートテックの主な素材であるポリウレタン。
このポリウレタンの寿命は製造から3~5年だと言われています。
ということは、伸びてしまったヒートテックは、もう元には戻りません。
しかし、多少伸びてしまっても、タンクトップやキャミソールと重ね着することで、肌への密着度が上がり、温かさを感じることができます。
毎年品質が改良されているヒートテック。
もしかしたら、今後はもっと寿命が延びていくかもしれませんね。
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