右向きで寝るメリットは?また、痛い・息苦しい・めまいがするという方は危険・・・



どんな人でも、一日の終わりは睡眠です。

テレビなどで「心地よい布団を!」とか「ベットなどの寝具」の宣伝をみることはありませんか?

確かに「よく眠れたなぁ」という時もあれば、「寝つきが悪かったなぁ」あるいは、「朝、体調が悪いなぁ」というときがあると思います。

今回は、気が付かないうちに起きている「怖い身体症状」についてご紹介いたします。

普通に考えると、布団に入って寝る時には仰向けに寝る人が多いのではないでしょうか。

あるいは、抱き枕などという商品もありますが、何かを抱えて安心感を得て睡眠に入るという人もいるでしょう。

「疲れたぁ」といって、うつぶせのまま眠ってしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし、人は寝ている間に寝返りを打ちます。

知らず知らずに、寝返りとは別に、右向きに横になって睡眠に入る人もいるかもしれません。

ところが、この睡眠時に「右向きになって寝ること」は、身体に支障をきたす場合があるのです。

そのようなことをご説明いたします。

右向きで寝ると痛い

いびきを防ぐために横向きになって寝ると、いびきを押さえるともいわれていいます。

ですから、横向きに寝る人は多くいるかもしれませんね。

仰向けに寝るにしても、横向きに寝るにしても、身体は平たんになります。

その時身体の内臓器官は、重力の法則に従って、下に向かって力が働いているのです。

例えば、仰向けに寝た場合、背中や体の背面が下になり、その背面に上から力が加わっていると考えてみるとわかりやすいかもしれません。

手足はそれほど感じないかもしれませんが、心臓や肺はもちろん、胃や腸など内臓という臓器は背中に力を加えていることになるのです。

右向きで寝ると、起きた時に痛みを感じる原因として考えられるのは、上になった肩から腕の重みがしたになっていた側に負担をかけたということが原因です。

専門的な言い方をすれば、肩関節に上半身の体重がかかっているという訳です。

息苦しい場合

夜の間に寝返りを打つとはいえ、せっかく寝たのに、さわやかな朝を迎えることができず、さらに、息苦しいというような症状がでたら、実は体の不調を訴えるサインの一つなのです。

それは心不全の初期症状かもしれません。

心不全は、階段や坂道を上ったり、重いものを持ったりすると息切れが激しくなります。

心不全が進行すると、仰向けに寝ると咳が続いたり、突然息苦しくなって目が覚めたりするようになります。

起き上がっても回復するまでには、しばらく時間がかかります。

これは全身から心臓に血液が戻りにくくなる「うっ血」によって起こる症状です。

なぜそのようなことが起こってしまうのでしょか?

それは、心臓が下、つまり右向きに寝ているため、心臓が圧迫されているということも考えられるのです。

めまいがする場合

睡眠中に突然襲われるるめまいを「良性発作性頭位めまい症」といいます。

睡眠中というよりも、良性発作性頭位めまい症の場合は、頭だけにめまいが起こるわけではありません。

ベットに入ってから約1分後に体中が「フワフワ」としためまいが起こる症状をいいます。

それから、寝返りをうったり、寝ている状態から急に立ち上がることでも起こります。

一般的なめまいの場合は、若い年齢から、高齢者まで幅広く発症しやすい病気の一つですが、良性発作性頭位めまい症の場合は、比較的高齢に多く、とくに更年期以降の40代後半から50代の女性に多いとされています。

睡眠中に起こるめまいとして、内耳の耳石が剥がれ落ちることが要因です。

同じ内耳にある「三半規管」に耳石が剥がれ落ち、頭部を動かすときに刺激となり、これが体中に伝わり「フワフワ」とした感覚が伝わります。

どうしてこのようなことが起こるのかは、今の所、はっきりとしたことはわかっていませんが、体の疲れや不眠症、過度なストレスなどが毎日のように重なることで、自律神経が乱れやすくなり、起こりやすいとされています。

それから、脳内の中枢性である脳出血、脳梗塞、脳腫瘍が考えられます

そのために、例えば2~3週間以上にわたって、ベットに入ると、毎日のようにめまいが起こっている場合などの症状がひどい場合は、一度病院の耳鼻科で検査を受けることをお勧めします

検査次第では脳のMRI検査などで、詳しく原因がわかると思います。

メリットは?

右向きに寝ると、心臓に負担をかけるという話は前述でしましたね。

そこで、左向きに寝ることをお勧めします

一番は、心臓が上の方になりますから、血液循環のポンプともいえる心臓が上になった方が、寝ている間もしっかり循環してくれるので、良質な睡眠につながります

そのメリットとはいろいろ言われています。

仰向けは人によって呼吸がしづらいという面があります。

下に向かって重力がはたらきますので、のどの部分の筋肉なども下にさがりますので、結果として、呼吸がしにくいとか、睡眠時無呼吸症候群とか、気管支ぜんそくの引き金になると懸念する医師もいるほどなのです。

それでは、健康を向上させ、ひいてはあなたに身体的トラブルを起こさせないようにする左向きで眠る最大のメリットはどこにあるのでしょう?

近頃話題のホリスティック医学(体・心・気の全体的な健康観に基づいた療法)の考え方ですが、身体の左側はリンパが支配している側といわれています。

左側を向いて眠ることで、全身のリンパ液が流入するリンパ系の本幹(胸管)を介して、毒素やリンパ液を排出する働きがあるといわれています。

それが右向きで寝た場合、リンパ系の機能は緩慢な動きにしかなりません。

リンパ系機能が上手くコントロールできないと、体内から毒素が排出できないばかりか、リンパ液の循環が悪くなってしまいます。

時間が経つにつれて、毒素が体内に蓄積し、致命的な病気のリスクが高まっていく。

それゆえ、あなたの寿命に影響を与えかねないということが言えるのです。

また左向き睡眠は、体内の老廃物を取り除く機能を向上させるともいわれています。

さらには、栄養分を速やかに抽出し、毒素を排出することができるため、消化器官のためにも左向きの姿勢が最適と言えるでしょう。

わたしたち日本人は、平均7時間から8時間は眠っているそうです。

仕事の疲れやストレスでなかなか寝付けないという人もいると思います。

寝る際に左向きになって寝てみてください。

良質な睡眠を十分にとることができると思います。

内臓、心臓をはじめとする循環器、リンパなどの寝ているときの働きが右向きと左向きでは全然違うのですね。

ぜひ、左向きになって寝てみてください。

朝起きた時、きっとさわやかに起きることができると思います。





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