突然起きる心臓発作。お年寄りが胸を抑えて倒れ込み、助ける間もなく息を引き取るイメージですが、近年は若い人たちにも増えています。年齢に関係なく起こる、心臓発作の前兆と対処法をぜひ知っておきましょう。
心臓発作の原因
正式には、「心臓発作」という病名はありません。突然死に至るいくつかの心臓疾患をまとめて慣習的に心臓発作と呼んでおり、代表的な病名は心筋梗塞でしょう。
死亡原因の第2位は心臓病。その代表的な病気が心筋梗塞です。自覚症状のないまま進行して、ある日突然発作に襲われ、死に至ることもある怖い病気。70歳以上の男性がかかりやすい病気ですが、2013年5月に45歳の女優、天海祐希さんが発症したことで、若年性心筋梗塞にも注目が集まりました。
— おばあちゃんの知恵袋 (@grandma1900) October 28, 2017
ガン、脳卒中と並び、日本人の死亡原因ワースト3・三大疾病と言われていますが、その心筋梗塞が若い人に急激に増えています。原因としてはストレス、喫煙、ダイエットや外食中心などで乱れた食生活、睡眠不足、過労、過度な飲酒などが挙げられます。
症状と前兆
心筋梗塞の症状は心臓付近の強い痛みのほか、広く胸や肩、歯が痛くなる放散痛、そして呼吸困難、冷や汗などです。しかし、普段から次のような不調に対しても心臓の病気の可能性を疑っておきましょう。
・背中のハリや痛み
・左腕が重い
・左肩のコリや痛み
・左耳が聞こえにくくなる
・右胸の刺すような痛み
・歯の痛みや歯周病
・舌のしびれや味覚障害
・胸がつかえる感覚
・せき込む回数の増加
・疲れやすい
・倦怠感
・原因不明のおう吐や下痢
・急な発熱
・貧血
特に、背中の痛みは心筋梗塞の前触れかもしれません。では心臓発作が起きたらどうしたらいいか、対処法と予防法を次のページでご紹介いたします。
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