なぜ肝臓に毒が?
なぜ、フグには毒があるのかが気になりますね。最も有力な説は、フグが食べるエサの中にテトロドトキシンが含まれていて、肝臓や卵巣などに凝縮されて蓄えられるというものです。
フグ自体はテトロドトキシンに対する耐性があるため、死ぬことはありません。最近では、テトロドトキシンを含まないエサを食べた無毒のフグが養殖されています。
仁(ジン)の漫画版のほうで河豚毒にあたった人の治療をする限りでは河豚の毒によるしびれの呼吸困難で亡くなるから、絶え間なく人工呼吸を続けていれば助かるんだとか… https://t.co/QBhz3I8EhJ
— GGG (@gagagami3344) January 16, 2018
なお残念なことに、このテトロドトキシンに対する有効的な治療方法がありません。中毒をおこした際には、体内に残っているフグを吐き出させた後体内のテトロドトキシンが尿などから排出されるのを待つしか治療方法がないのが現実です。
フグ調理免許
フグを調理するには、各都道府県が定めたフグ条例に基づいた講習を受け、学科と実技試験に合格し、免許を得なければいけないのです。ですが国家試験ではないので、取得した都道府県でしか使えません。
フグ調理免許の取得が最も難しいのが山口県と言われており、3年以上フグ処理に携わった経験がないと受験資格がありません。
その一方で受講、受験資格が設けられていない所や受講のみで免許を発行する所もあります。また、免許の更新制度を設けていないなど、不備な点が指摘されています。この現状を知ってしまうと、免許がある人が調理していても食べるのが怖くなりますね。
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