耳から突然の出血!?血が出る症状ってどんな病気があるの?血が出た時の原因や対処法&応急処置をご紹介!



耳から血する病気って何?

・耳のガン

極めて稀なことではあるとのことですが、耳にもガンを発症する可能性があります。

皮膚がんに分類され、炎症性の腫瘍が変形を起こすというのがガンの引き金だそうです。

初期の頃では異常に感じるようなことはなく、進行中に「出血」という症状をあらわにします。

血が出る以外に耳鳴りや難聴、めまいを引き起こし、中耳炎を併発する恐れもあるとのことです。

顔面神経麻痺やおう吐、吐き気などの症状がでる場合もあるので、注意しておきましょう。

・外耳道炎

外耳道炎は感染症で、気温と湿度が高い夏場などに多い症状とされてます。

耳から鮮血が出た場合に考えられる原因のほとんどが、この外耳道の炎症と外傷とのことです。

・外傷性鼓膜穿孔

外傷性鼓膜穿孔とは、誤って爪や耳かきなどで外耳道を引っ掻いたりして、外耳道に

傷をつけてしまうことを指すことが多いのですが、平手打ちなどでの鼓膜損傷も意味します。

鼓膜は比較的に体に備わっている自己治癒能力で自然と回復するとされていますが、

ほったらかし厳禁とも言われているのは、感染症合併や骨の損傷の恐れがあるからです。

・急性中耳炎

耳垂れと共に血が出る症状がある場合は、この急性中耳炎の疑いがあります。

通常であれば鼓膜の内側は無菌であるとのことですが、風邪や菌の感染によって、

ウィルスや細菌が鼻から中耳へと侵入してしまい、鼓膜が炎症を起こすというのです。

鼓膜に炎症反応があると粘膜が赤く腫れ浸出液がでて、耳垂れに血が混ざるとされています。

・慢性中耳炎

慢性中耳炎は急性中耳炎を繰り返し発症することで鼓膜が破れ、引き起こすと考えられます。

中耳粘膜は少しの刺激で炎症を起こしやすく鼓膜に孔ができると、非常に感染しやすい部位です。

急性中耳炎と症状が違う所は、耳垂れと出血が共に出る以外に膿も混ざるとのことです。

・耳介血腫

耳介血腫(じかいけっしゅ)とは、よくボクシングなどの格闘技を行う方に多い傾向があります。

耳に何度も強い刺激や衝撃を受けることで、軟骨と皮膚組織などが損傷すると血豆ができて

少しずつ硬く大きくなり、放置したり適切な処置をしないと変形が治らないこともあるそうです。

耳から血が出た時の対処法は?

耳から出血があったり、時には痛みを感じたりしている場合の対処法や応急処置ですが、

まず、血が出ている場合は慌てずに綿球やガーゼなどで優しく血を拭き取って、止血を試みます。

耳垂れが多量に出ている場合は、綿球を耳の穴にセットし、湿ったらこまめに取り換えましょう。

急性中耳炎や慢性中耳炎、外耳道炎で、痛みも感じている時は耳の下や耳の後ろなど

軽く冷やすと和らぐ傾向があるので、冷水などで濡らしたタオルを当ててみると良いでしょう。

しかしながら、耳の異常は早期解決がカギを握るともいわれていますから、

異常症状を確認したらなるべく早めに専門の耳鼻科へ受診してみましょう。

耳の異常は耳垂れや出血だけでなく、難聴や耳鳴り、耳詰まり、その他様々な症状がありますが、

難聴の場合は症状を放置することで、治療が長引き、最悪の場合は完治しないこともあるのです。

ある程度は顎の動きなどによって耳垢も自然的に除去されるとの報告も確認されていますので、

過度の耳垢掃除は控えましょう、一度耳鼻科で耳垢除去をしていただくのも良いかもしれません。

ストレスが耳の異常に関連している場合もあるので、心当たりのある方はお気を付けくださいね。





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