逆に原因がはっきりとしないかゆみの場合は、肝臓病などの重大な病気が潜んでいる可能性があります。
早めに病院に行くことをお勧めします
どのような病気が考えられるのか・・・
●肝硬変
肝細胞の壊死・炎症・再生が繰り返し起こることで、
肝臓が小さく硬くなってしまう病気です。
●B型・C型肝炎
ウイルスによるウイルス性のものと、
アルコールなど飲酒空のものがほとんどです。
「肝臓は沈黙の臓器」と言われるほど病気になっても症状が出にくいのが特徴なのです。
肝硬変は最終的には肝臓が機能しなくなり、命に危険のある怖い病気です・・・。
肝硬変による皮膚のかゆみは、肝臓で作られる胆汁がうまく循環しなくなることで起こるそうです。
胆汁の中の成分が蓄積してしまって、ヒスタミンを増加させることでかゆみが起こると考えられます。
●肝臓癌
B型・C型肝炎ウイルスなどによる肝硬変や慢性肝炎を持っている場合が多いのですが、
アルコール性肝硬変、非アルコール性肝炎から発症する癌です!!
全身の倦怠感・皮膚のかゆみ・黄疸・右上腹部の痛みなどがでるそうです。
肝細胞がんは、日本における悪性新生物によるものです。
年間約3万人以上の患者が死亡する怖い疾患です。
早期発見が非常に重要で、なのです。
特に肝炎ウイルスによる慢性肝炎、肝硬変の方は年に3~4回の定期的検査が必要です。
かゆみと上手に付き合う方法・・・
日常生活の少しの工夫でかゆみを改善することができます。
毎日の生活習慣を見直し、かゆみと上手につきあうのがいいのかもしれません。
●入浴時は、ぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。
熱いお風呂は皮膚を刺激してしまい、かゆみの原因になってしまうことがあるようです。
●体を羽後したりして汗をかいたらすぐシャワーでも浴びましょう。
汗の中にはかゆみを引き起こす成分が含まれているので、
汗をかいたらそのままにせず、汗を洗い流しましょう。
●石鹸のつけすぎとごしごしと洗うのは控えましょう。
皮膚表面のバリア機能を壊す原因となりかゆみが起こってしまいます。
●お風呂上がりには保湿剤を塗りましょう。
皮膚から水分が蒸発し、乾燥状態となりますので、保湿剤を塗りましょう。
●化学繊維や毛織物が皮膚と接触するのを避けましょう。
下着や靴下、ストッキングなどの化学繊維や毛織物のような刺激になる素材は、
直接皮膚に触れないようにした方が良いかもしれません。
寝具にも綿素材のカバーをかけるなどの工夫も必要です。
●こたつや電気毛布の使用は最小限に、部屋の加湿が必要です。
こたつや電気毛布などの暖房器具は皮膚の乾燥を促してしまいます。
使用する場合は低い温度設定にし、長時間使用しないようにしましょう。
●爪は短く整えましょう。
無意識にかき、傷ついた皮膚から細菌やウイルスなどが感染してしまい、
かゆみの原因になることがあります。
皮膚のかゆみには内臓の病気が隠れていることがあります・・・。
かゆみと油断していたら大変なことになる場合もあります。
気になったらすぐ病院に行くことを忘れないでくださいね。
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