更年期障害が引き起こす症状と本当によく効く漢方とは?即効ではなく、緩やかに治すことが大事!



関節痛にも漢方薬を

 顔だけほてって、汗が出る。そんなのぼせた状態になるのがホットフラッシュです。更年期障害の典型的な症状なので、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 そんな時は、桃核承気湯・加味逍遥散がおススメです。加味逍遥散では効果が出なかった人は女神散を試してみると良いでしょう。

 気が不足し、悪く頭部に水が溜まっていることでめまいが起こると漢方では考えられています。なので、気のめぐりを良くする苓桂朮甘湯が効果的です。

 女性ホルモンが急激に減ると自律神経のバランスが崩れます。それが起因となるのが肩こりです。ホルモンバランスを整えながら血行も促進してくれる桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、女神散が効果的です。

男性の更年期障害にも漢方薬

 冷え症や手足の冷えは血行不良が原因なので、血行促進効果のある当帰芍薬散や温経湯が良いでしょう。当帰は婦人系の症状によく使われる、女性の味方の生薬です。

 下半身の冷えなどによる頻尿、尿漏れには、八味地黄丸が有効です。身体を温める働きがあります。精神的に落ち着かなずイライラする時は、加味逍遥散を選びましょう。血を補い、気のめぐりを良くします。

 更年期障害は女性だけでなく男性にも起こり得る症状ですが、漢方薬は男性にとっても強い味方です。ただし、女性に効果的な漢方薬が男性に合うわけではありませんので、医療機関等で相談すると良いでしょう。

 関節痛や肩こりはすぐに効果が出てきますが、冷え症など体質自体を改善しなくてはならない症状は効き目が出てくるのに2~4週間ほどかかります。病院では、ホルモン補充療法などが施されますが、体に合わない場合は漢方薬でゆっくり焦らず改善していくのも良い方法ですね。

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