自律神経失調症の症状を薬に頼らず治す方法とは?このチェックに当てはまったら要注意!



受診するなら何科?

まずは専門医を受診しましょう。

血圧が高い、動悸などは循環器科で心臓そのものに異常がないか確認します。

食欲不振やむかつき、下痢、便秘が続くなどは消化器科へ。

倦怠感、微熱が続く、頭が重い、喉が渇くなどは総合内科へ。

めまいや耳鳴り、喉がつまる感じなどは耳鼻咽喉科。

肩凝り、肩こりに伴う頭痛、手足のしびれは整形外科。

頻尿や逆に尿が出にくい、勃起障害などは泌尿器科へ。

また女性の場合、更年期障害と症状がよく似ているものもあるので、まずは婦人科へ。

いずれも病気が見つからなかった場合、自律神経失調症と診断されることが多いです。

ストレスや悩みの解決のために心療内科を勧められます。

自律神経失調症で用いられる事の多い薬

まず、最初に理解いただきたいことは、「自律神経失調症を治す特効薬は無い」ということです。

では、それを理解していただいた上で自律神経失調症で用いられる事の多い薬とは、一体どのようなものなのか紹介していきたいと思います。

・抗不安薬(精神安定剤)

効能は、抗不安作用(不安が和らぐ)、筋弛緩作用(筋肉の緊張がほぐれる)、催眠作用(眠くなる)、抗けいれん作用(けいれんを抑える)といった効果が期待できます。

使用時の注意点は、心身を鎮静させるため、ふらつきや眠気などの副作用が生じる可能性があります。

また、耐性、依存性があるため、大量に服用したり、長期間漫然と服用を続けることは推奨されません。

・睡眠薬

効能は、眠気を感じさせます。

使用時の注意点も抗不安薬と同じで、眠気、ふらつき、耐性・依存性などに注意する必要があります。

・抗うつ剤

効能は、中枢神経のモノアミンを増やす事で、気分の改善を得る薬になります。

使用時の注意点は、抗不安薬や睡眠薬と違い、耐性や依存性はありませんが、長期服用していきなり中断すると離脱症状が起こる事があるため、自分の判断で勝手に中断せず、主治医と相談しながら薬の量は調整していく必要があります。

・漢方薬

漢方薬は「証」という、その人その人の体質に合わせて適する薬が異なりますので、どんな漢方薬でも良いというわけではありません。

漢方に詳しい医師に診察してもらい、自分の症状や証に合った漢方薬を選んでもらう必要があります。

自律神経失調症に対して薬を用いる際は、その薬はどのような目的で服用していて、どこまでは薬で改善が出来るのか、そして、どのような点は薬が無効なのかを正しく理解した上で、上手に使っていくことが大切です。

自律神経を整えるツボ

※手のツボ

手のツボには、次のものがあります。

・合谷

親指と人差し指の付け根の交わるあたり。

乱れた自律神経により頭痛が生じているときに効果的です。

・内関

手首の付け根から指を横にして三本分ほど腕側へいったあたり。

精神的ないらだちを和らげ、穏やかな心にしてくれます。

・井穴

手のそれぞれの指の付け根。足の指の付け根にもあります。

お腹の緊張を和らげ、整えてくれます。

・手三里

肘から指を横にして三本分ほど手のひら側へいったあたり。

首や肩の凝りに効果的なのです。

※足のツボ

次は、足のツボです。

・太衝

親指と人差し指の付け根の交わるあたり。

血の巡りを良くし、身体を調整してくれます。

・内庭

足の人差し指と中指の付け根の間のあたり。

胃腸などの消化器官の調子を整える効果があります

・足臨泣

薬指と小指の間を骨沿いに足首の方へ向かい、指が止まるあたり。

偏頭痛やストレスなどに効果があります。

※頭・首のツボ

最後は頭・首のツボ。ここも神経が集中するので、適度な力で押しましょう。

・百会

頭の天辺にあるツボ。

不眠や頭痛、ストレスなどオールマイティに効果を発揮します。

・天柱

首裏の頭の付け根あたり。

肩こりやめまい、疲れ目、ストレスの解消や緩和、肝臓機能の活発化といった様々な効果があります。

このように、全身には様々なツボがあります。

鍼灸院やマッサージ店などへ行くのもいいですが、お手軽に自分で身体を整えたいのであれば、こういったツボを試してみるといいのではないでしょうか。

規則正しい生活で治す

心療内科で薬を処方されることもありますが、まずは規則正しい生活を。

豚肉や大豆に多く含まれるビタミンBは自律神経のバランスを整えます。

カルシウムはイライラや不眠の症状が和らぐのでチーズや小魚を、ストレスを解消するビタミンCを多く含む果物や野菜も積極的に摂りましょう。

1日のうちで、意識して趣味やリラックスタイムを取りストレスを発散しましょう。

頑張り過ぎない運動も効果的です。

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