虫に刺されて腫れがひどいという方…適切な対処法できていますか??



固いしこりができた場合

このようにしこりができている人もたくさんいます。

※原因

虫刺されは腫れ・かゆみといった症状だけでなく、かたいしこりになるアレルギー反応が起こる可能性があることをご存じでしょうか?

このしこりは治るまでに約1ヵ月から長くて1年前後かかることもあるため、しっかりと予防することが必要です。

しかし、ブヨなど虫によっては強いアレルギー反応が起こりひどい腫れと固いしこり(結節性痒疹)を伴う症状があらわれるのです。

※対処法

まずは虫に刺された部位を掻かないというのが一番大切です。これは固いしこりの予防という面だけではなく、傷から菌が入ることによる別の感染症を防ぐ意味合いもあります。

【子供の場合】

■虫刺されパッチを貼る

子供はかゆみを我慢できず触ってしまうことが多いので、すぐにパッチを貼って手で触れないようにしましょう。

■冷やす

冷たいタオルや保冷剤などを虫刺され箇所に当てるとかゆみがやわらぎます。
かゆみが落ち着いてから市販の塗り薬を塗ると腫れやかゆみを最小限にとどめることが出来ます。

【大人の場合】

大人が虫に刺されて固いしこりが残るのは大抵ブヨが原因です。

■ブヨがいる場所から立ち去る

ブヨは集団で行動する習性があるためまずは速やかにその場から立ち去るようにしましょう。

■毒を絞り出す

刺されたことがわかったら、水で洗い流し、清潔な手・爪で傷口から毒を絞り出します。そして他の雑菌が入り込まないように清潔に保つことを心がけましょう。

■温めるのが効果的

ブヨの毒は熱に弱いため、毒を絞り出したら43度以上のお湯・シャワーをかけつづけると炎症を抑えることが出来ます。
もしシャワーがなければ温かい缶コーヒーで対応しても構いません。

・決して掻きむしらない

・清潔に保つ

この2点は子供も大人も共通して言える対処法です。

水ぶくれ

この水ぶくれの状態を見ると、虫刺されの怖さがよくわかりますね。

※3つの原因と対処法

・刺された直後から強い痛みを伴っていて、刺されて2~3時間以内に水ぶくれができ始めてくる場合

これはハチムカデなどの毒の強い虫に刺されたり噛まれたりしていることが多いようです。

刺し口と水疱を破らないようにワセリン+ラップで覆ってから、氷のうで冷やし、皮膚科を受診してください。

・刺されて12時間から24時間ほどして(おおむね、刺されて6時間以上たってから)水ぶくれができてくる場合

これはブヨの唾液に対するアレルギー反応が強い人が起こる反応で、刺された場所の周囲にある肥満細胞や好塩基球という白血球がヒスタミンなどを放出することが原因です。

虫刺されの薬、またはワセリン+ラップでカバーして、痒みが治まるまで冷やしてください。

・虫刺されの翌日に水ぶくれ、濁って痛みを伴っていたり、刺し口の周りに複数できた場合

これは刺し口から細菌が入って感染症(とびひ)になっています。

この水疱は、皮膚科を受診するのがベストなので早目に医療機関を受診し、抗生物質の飲み薬を処方してもらってください

虫刺されが水ぶくれになりやすいのは子供ですが、ちょっと注意しなければいけないのは実は大人な方なんです。

知らないうちにその虫に対するアレルギー反応が強く出るようなって体質が変わってきた可能性があり、何度か刺されるうちにアナフィラキシーショックという命にかかわるアレルギー反応を起こす可能性があるからです。

私たちの身の回りには注意すべき虫がたくさんいます。不用意に触ったり、かゆいところを掻きむしってしまうとさらに症状を悪化させてしまう恐れがあります。

まずは刺されないよう子供も大人も予防することが大切です。

もし刺されてしまったら、上記の応急処置を思い出し、その場で対応することで悪化を防ぐことができますので今回の対処法を思い出し実践してみてください!





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