時差ボケの原因
海外旅行は楽しいですよね。
だけど、もれなくついてくる時差ボケが私たちを苦しめます。
時差ボケは、時差が大きな原因です。
体内時計がズレることで、体調を崩してしまうのです。
さらに時差と飛行機の搭乗時間との差が、時差ボケを悪化させます。
例えばヨーロッパに行く場合は、時差が8時間で搭乗時間が12時間。
お昼に発つと、到着時間は日本時間の夜中ですが現地ではまだ夕方です。
このズレが悪化するもとなのです。
搭乗や乗り継ぎの疲れも悪化する原因。
機内は意外とリラックスできません。
座りっぱなしの状態は血液やリンパの流れを悪くし、コリやむくみにつながります。
また内臓の血流も悪くなるので、胃の痛みやめまいが生じます。
乗り継ぎで目が覚めて眠りを妨げることも。
時差ボケの症状
時差ボケの症状に影響するものとして、次の4つのものが知られています。
1、朝型と夜型
早寝早起きが得意で、活動のピークが午前中にある朝型人間は、活動のピークが夕方にある夜型人間よりも、時差ボケの症状が強く出ます。
これは、朝型人間の体内時計が、生活リズムの変化に順応しにくいためと考えられています。
2、年齢
若い人に比べて中高年者は、時差ボケによる睡眠障害や日中の眠気・疲労感が強くなり、睡眠の効率も悪くなります。
時差ボケからの回復も、歳をとると遅くなってきます。
3、性格
神経質でナーバスな人や内向的な人は、時差ボケの回復に時間がかかります。
人と会話したり遊んだり、あるいは仕事をすると、生体時計の調整が早く進みます。
内向的な人は、外向的な人に比べて、これらの社会的同調因子が少なくなるため、症状が長く続くのです。
4、飛行の方向
日本からハワイやアメリカへ向かうことを東行きフライト、ヨーロッパ方面へ行くことを西行きフライトと言います。
人間の体内時計は1日が約25時間なので、東行きは体内時計の調整がしにくく、時差ボケの症状が強くなります。
それに比べて西行きは、体内時計の調整がしやすいので、症状が軽いことが多いようです。
ちなみに、体内時計が時差を調整できるのは、1日につき東行きで1時間、西行きで1時間半とも言われています。
完全に回避することはできませんが、その影響を軽減する方法があります。
詳細は次ページから!!
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