ドライアイを自分で解決できる治し方!ポイントは涙の質と4つのツボ!?



脳とドライアイの関係性

 ネガティブな考えばかりしていると脳が異常信号を出して自律神経が乱れてしまい、その結果涙の量が減ってしまいます。すると目を保護する涙が減るのですから、ドライアイになってしまいます。

 そうならないためにも、できるだけポジティブな考えを持つようにしましょう。とはいえ、いきなりできるものでもありません。

 まずは笑顔を心がける、「ありがとう」などのプラスの言葉を使うことを心がけるなどで良いのです。些細なことから始めていけるとよいでしょう。

 また、アイマスクを使うことでその温もりで心がリラックスできます。こういったことも、脳に対しては効果的です。

ドライアイによく効くツボ

 ドライアイによく効くとされているツボは、4つあります。そのツボを刺激してあげることで、ドライアイの改善につながります。

1、睛明
目頭の間にある鼻の骨部分にあるツボです。このツボ人差し指と親指でつまみ、2~3秒押します。

2、天応
眉毛の下付部分にあるツボです。このツボを両手の親指でツボを持ち上げるようにして2~3秒押します。

3、四白
目の下のくぼみからおよそ1cm下の部分にあるツボです。このツボを人差し指で2~3秒押してあげます。

4、瞳子りょう
目じりから1cm外側のくぼみの部分にあるツボです。子のツボを中指で5~10秒押してあげます。

ドライアイの主な治し方

・目を使う環境を整える

目を使う部屋は、なるべく明るくし、テレビの画面より部屋の照明を明るくする。

逆にパソコンやスマホ画面は明るさを少し落としたほうが、目に負担をかけない。

・眼鏡、コンタクトの見直し

眼鏡やコンタクトを利用している人は、度があっていないと疲れ目の原因となるので、改めて検査をして、今の視力に合うかどうか調べる。

・睡眠

睡眠不足や睡眠中にもドライアイになる。リラックスして眠りにつくため、寝る30分前にはテレビやスマホは切り上げ、癒される環境にもっていく

・ストレス解消

色々なストレス解消を試し、悩み事や心配とを忘れるよう 寝る前のリラックス作りをする

・意識的なまばたき

近年、お仕事ではパソコンを、プライベートではスマホを見続けることが当たり前になってきました。パソコンやスマホを見ているときはまばたきの回数が少なくなることが分かっています。

まばたきをすることで目の表面を覆っている涙をリフレッシュしますが、まばたきの回数が減ると、目全体に涙が行き渡らず乾燥してしまいます。これが繰り返されると目の乾きが慢性化してしまっている可能性があります。

なので意識的に、まばたきの数を増やすようにしましょう。

パソコンやスマホだけでなく、読書やテレビを観るときも同様です。

・ブルーライトのカット

ここ数年、「ブルーライト」が話題になって、ブルーライトをカットするため、専用のメガネ(PCメガネ)が売れているようです。

ブルーライトは、一般的に「目が疲れる」と認識している人が多いようですが、この他にも網膜への傷害を与えたり、いろいろな症状を引き起こします。ドライアイもその症状の一つです。

ブルーライトは、スマホやパソコンの画面から発せられるので、浴びない訳にはいきません。そのため、ブルーライトを浴びない方法を講ずるしかありません。

先ほど紹介しましたが、PCメガネをかける、保護フィルムを貼るなどして目にブルーライトを浴びないようにすることが一番効果的です。

・加湿

当然ですが、部屋が乾燥していると、涙が蒸発しやすくなって目も乾燥してしまいます。こんなときにはやはり「加湿器」を使って部屋の保湿をします。

職場など広い場所では卓上の小型の加湿器を自分のそばに置くなどするのも良いでしょう。

・血流を活発に

血流をよくするのは目の周りを温めるのが一番です。温めることで目の周りの毛細血管が開いて血流が良くなります。

目の周りを温めるにはホットアイマスクがあります。ホットアイマスクは市販品もありますが、水で濡らしてから絞ったタオルを電子レンジでチンするだけでも簡単に作れます。

新しく作られた新鮮な涙は、油分を含んだ質の良い涙ですので、ドライアイになりにくくなります。 

・目に良い栄養を摂取しよう

目に良い栄養を摂取することが大きな効果を挙げるのは言うまでもありません。その代表がルテインという成分ですが、他にもいくつか有効な栄養素があります。

実際、眼科に来た患者に対して、食生活を見直してもらったところ、みるみるドライアイが改善されていったという例もあります。

改善には、2つのポイントがあります。

●栄養バランスの良い食生活を送ること。

目が疲れると、目の回りに血行不良が起き、活性酸素が溜まり目をショボショボさせます。

その活性酸素やダメージから目を守るため、食事に気を付けましょう。

ほうれん草には、アントシアニン・ルテイン(目の疲れや活性酸素を除去)が含まれているのでおすすめです。

●目に良い栄養(成分)を十分に取ること。

  毎日の食事を気をつけて栄養バランスを取ることはもちろん大事ですが、それだけでは不足する栄養素はサプリメントによって補給することが必要です。栄養素の吸収は加齢によっても衰えますので、年を取るにつれてサプリメントは有効となります。

※ドライアイに良いサプリメント

1.アントシアニン

目の血流を良くしてくれる。コラーゲンの生産能力を高め、コラーゲンの分泌を促してくれる。そのため、乾きにくい涙になる。ドライアイに良い。 

2.ルテイン

網膜に存在する成分で、ブルーライトによって生じる活性酸素から目を守ってくれる。天然のサングラスと呼ばれている。

3.ゼアキサンチン

ルテインとゼアキサンチンを10mg:2mgで処方したものは、黄斑変性症の発症リスクを57%低下させ、進行リスクを26%減少させるという報告がある。また白内障の形成も低減されるという報告もある。ドライアイ以外の眼病を発症させないためにも必要。

4.アスタキサンチン

目の血流を良くし、新鮮な酸素や栄養素を届けてくれる。そのため良質な涙を作るのを助けてくれる。特に、疲れ目などに良い。

毎日パソコンに向かって目の疲労が溜まっている人などは、特にドライアイに注意が必要です。ぜひこれらのことを踏まえて、ドライアイ対策をしっかりとしていきましょう。





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