もしかしてストレスが原因?体や心、行動に現れるストレスによる症状の種類とは。症状の原因を見分けることは可能?



ストレスが原因の症状は多種多様

過度のストレスを受けると、体内のホルモンバランス(主に副腎皮質ホルモン)と、自律神経に乱れが生じます。

ストレスを感じることによって分泌された『ストレスホルモン(コルチゾール)』は血流に乗って運ばれ、全身に影響を与えます。また、自律神経も全身のあらゆる器官に分布しているため、ストレスによって引き起こされる症状は、体内の様々な場所で起こります。

ここでは、その多岐にわたる症状を「精神面での症状」、「身体面での症状」、「行動面での症状」の3つに大きく分類してまとめています。

精神面での症状

以下に挙げたような症状がある場合は、過度のストレスがかかっているのかもしれません。

・何もやる気が起きない
・わけもなく悲しい
・ミスが多い
・簡単なことが覚えられない
・いら立ち、不安
・孤独感
・絶望感、無力感
・自分に価値がないように感じる

ストレスに対処できないまま、これらの症状が長引いた場合に起こりうる疾患として、「適応障害」や「うつ病」があります。「パニック障害」や「統合失調症」などの精神疾患の発症の一因となる可能性もあります。

身体的な症状

過度のストレスや長期にわたるストレスによって、全身の様々な箇所に異変や違和感を感じる場合があります。挙げきれないほど様々な症状が生じますが、代表的なものを以下に列挙します。

・頭痛
・胃痛
・耳鳴り
・倦怠感、眠気、ふらつき
・微熱、のぼせ
・動悸
・口渇
・手足のしびれ
・目の痛み
・吐き気
・発疹、じんましん
・異常な発汗
・下痢、便秘など

このような症状は、何らかの細菌や疾患が原因で起こっている可能性もありますが、ストレスに起因していると考えられるケースを『心身症』と言います。また、ストレスによって本人が身体に異常を感じているものの、内科的な検査では異常が見つからないというケースもあります。この場合は、『身体表現性障害』と呼ばれます。

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