iPhoneが熱くなって驚いた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
ここでは、iPhoneが熱くなる理由やその原因、電池消耗への影響、対処法について紹介したいと思います。
iPhoneが熱くなる理由
iPhoneはどうして熱くなるのでしょうか。
その理由について知っている人は多くないようです。
iPhone端末メチャ熱い
なぜwww— なつ@ (@kei11029) September 28, 2017
iPhoneが熱くなる理由には、①CPUからの発熱、②バッテリーからの発熱、③外部からの発熱があります。
①CPUからの発熱
iPhoneには、パソコンと同じように、CPUという装置が搭載されています。
CPUはiPhoneやパソコンの中枢部分といわれています。
そのCPUの役割は、各種装置を制御したりデータを処理するというものです。
簡単にいえば、CPUは人間の脳にあたります。
CPUはiPhoneやパソコンの基本的な性能を決める大事なパーツになります。
しかし、iPhoneで複数のアプリを同時に起動したり、処理の重いアプリを使用した場合、CPUに負荷がかかり、CPUから熱が発生してしまいます。
パソコンの場合だと、冷却ファンが搭載されていることが多いため、CPUから発生した熱は冷却されます。
もっとも、iPhoneだと冷却ファンは搭載されておらず、CPUで発生した熱はiPhone本体の金属部分へ逃されるようになっています。
このとき、逃される熱よりも発生する熱が多くなってしまうと、iPhone本体の温度がどんどん上がっていくことになります。
②電池からの発熱
充電器やモバイルバッテリーにつないで充電をしながらiPhoneを使用すると、iPhone内部の電池に負担がかかってしまします。
その結果、iPhoneの電池から熱が発生することになります。
③外部からの発熱
夏場などにiPhone本体を直接日光の当たる場所で使用したり、カバンやポケットの中など密閉された場所に保管してしまう場合があります。
このような場合、外部からの熱がiPhone本体の中にこもってしまうことがあります。
電池消耗への影響
iPhoneの発熱は電池の消耗に何か影響があるのでしょうか。
iPhoneの電池はそのほとんどがリチウムイオン電池でできています。
リチウムイオン電池は熱に弱いという特性をもちます。
リチウムイオン電池の温度が45度を超えると、リチウムイオン電池の劣化が始まるといわれています。
人が手に触れて熱いと感じるのはだいたい50度くらいですので、リチウムイオン電池の劣化は普通にありうることといえます。
リチウムイオン電池が劣化してしまうと、リチウムイオン電池の充電容量がだんだんと少なくなってしまいます。
その結果、iPhoneの電池を十分に充電したとしても、短い時間でiPhoneの電池が切れてしまうというように、電池の持ちが悪くなってしまいます。
2018年3月に配信されたiOS 11.3では、「バッテリーの状態」という新機能が追加されました。
この機能を使えば、iPhoneの電池の充電容量が新品の時と比べてどれくらい劣化しているかということなどを知ることができます。
iPhoneの充電容量が著しく減っている場合、iPhoneを購入してから長期間経過していないのであれば、iPhoneの発熱が原因である可能性も考えられます。
バッテリーの持ちが悪いかもしれないと気になっている人は、確認してみるといいかもしれません。
対処法
iPhoneの発熱への対処法には以下のようなものがあります。
・iPhoneをゆっくり冷やす
iPhoneが発熱した場合、冷蔵庫や氷入り袋で急激に冷やそうとすると、周囲の空気に含まれる水分が水滴となってiPhone本体に付着してしまいます。
特に、iPhone内部の基板は水に弱いため、水滴が付着すると故障してしまう可能性が高くなります。
これは、iPhone本体を水没させてしまった場合と同じような状態と考えられます。
このような事態を防ぐため、発熱したiPhoneはゆっくり冷やさなければなりません。
具体的には、iPhone本体からカバーなどを外し、涼しい場所に置いておくのがいいでしょう。
・アプリを終了する
複数のアプリを同時に起動したり、処理の重いアプリを使用すると、CPUに負荷がかかり、CPUから熱が発生してしまいます。
したがって、使用しないアプリや処理の重いアプリを終了し、CPUの負荷を軽減するのがいいでしょう。
これにより、iPhone本体から熱が発生するのを抑えることができます。
・充電しながらの使用は避ける
充電器やモバイルバッテリーにつないで充電をしながらiPhoneを使用すると、iPhone内部の電池に負担がかかり、電池から熱が発生します。
そこで、充電器やモバイルバッテリーにつないで充電をしながらiPhoneを使用するのは避けるのがよいでしょう。
・使用場所や保管場所を選ぶ
iPhone本体を直接日光の当たる場所で使用したり、カバンやポケットの中など密閉された場所に保管してしまうと、外部からの熱がiPhone本体の中にこもってしまいます。
そこで、なるべく直射日光の当たらない場所でiPhoneを使用したり、密閉された場所にiPhoneを保管したりすることがないようにしましょう。
これまで、iPhoneが熱くなる理由やその原因、電池消耗への影響、対処法について紹介してきました。
iphoneが熱くなってそのまま放置しておくと、iPhoneの電池容量が少なくなり、iPhone本体の寿命を縮めてしまうことにもつながります。
この記事を参考に、しっかりと対策をしてご自身のiPhoneと長く付き合っていきましょう。
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