パワハラ上司からの対策
※主な対処法9ステップ
・「同士」を募る
できるだけ多くの人に相談しつつ、一方で同じ部署内の「同士」を募るという方法です。
相談する相手は、友人や知人、家族、学生時代の先輩などできるだけ幅広くするといいでしょう。
その人自身がパワハラを受けた経験がなくても、同じような事例を知っているなどパワハラ上司に悩まされているのは、あなただけではないはず。
職場内に同じような「被害者」がいるケースは意外と多いものです。
そこでぜひとも「同士」を募ることをおすすめします。
一人で悩んでいるよりは同じ被害者といっしょに対策を考えるほうが、行動を起こしやすくなります。
・社内の担当窓口や組合に相談する
もし社内に、コンプライアンス専門の部署や、「相談室」のような窓口があるなら、そこに一度相談してみるといいかもしれません。
ただし、すべての会社にそうしたセクションがあるわけではありません。
たとえば人事部に相談して、それが上司の耳に入ってしまうという事態も想定出来るでしょう。
その不安がある人は、人事部などよりも組合に相談することをおすすめします。
ただ、これも、会社によって組合組織の強弱にかなりの差がありますから、あまり有効な手段にならないこともありえます。
それでも一度、組合に相談してみることは、むだにはならないはずです。
・厚労省のサイトや窓口を利用する
社内のコンプライアンス部署などで解決できない場合は、厚労省のサイトや窓口を利用するといいでしょう。
個人的に弁護士に相談するという方法ももちろんありますが、知り合いに弁護士がいる人以外は敷居が高いでしょうし、お金がかかるという問題もあります。
その点厚労省の窓口のほうが、「一度話を聞いてもらおう」というより気軽な気持ちでアクセスできるでしょう。
厚労省には、各都道府県の労働局に「総合労働相談センター」という窓口がありますし、もっと手軽なのが「心の耳」というサイトです。
一度チェックしてみることをおススメします。
・パワハラの事実を記録しておく
パワハラだと確信するまでにも多少の時間がかかっています。
よく考えればもっと以前からパワハラの被害にあっているはずですが、その記録をとっていないことがほとんどです。
どう考えてもこれはパワハラだと感じたら、すぐ記録をつけておいてください。
記録の取り方はどのようなものであってもよいですが、わかりやすく日付と時間、誰からどんな状況で、どんな言葉や態度でパワハラを受けたかを記録します。
こんな書き方でもいいのかなと疑問に思う必要はありません。大事なことはその場でできるだけ詳細な記録がとってあることです。
メモやICレコーダー、周囲で立ち会っていた人の名前も記録しておくとよいでしょう。
・上司に「それはパワハラです」と明言しておく
事実として、パワハラの加害者はパワハラと気づかずにやっていたということはありません。
はっきりと認識した上でハラスメントをしています。
加害者は被害者の顔を見て、困ったり泣いたり傷ついたりする様子を楽しんでおり、この程度ならまだ大丈夫、多少のエスカレートは問題ないと、巧みに考えながら行っています。
さらに被害者に対して「本人にハッキリ言うことの何が悪い」と都合よくハラスメントを正当化したりもします。
この一因に、被害者が抵抗しないことを挙げる加害者がいます。
また、被害者がパワハラだと明言しないことで周囲は「ただモメているだけ」という認識で終わってしまい、パワハラを阻止できないことも原因の一つとなっているのです。
・周囲に相談して味方を増やし、パワハラ担当や上司に報告する
上司の上司や人事部のハラスメント担当に、これまでの記録を提示した上で報告しましょう。
パワハラの相談の際には、深呼吸をしてゆっくりと、冷静に落ち着いて事実だけを話してください。
これまでずっと我慢し続けてきたという気持ちはわかりますが、感情的になって泣き出すようなことになっては相手には伝わりません。
また、パワハラの解決には落としどころが必要になります。
パワハラの加害者に対して何を希望しているのか、会社への要望、これからのことも話し合わなければなりません。
・上司の上司に相談する
上司からパワハラを受けていることで精神的に大きな苦痛を受けるという状態であるでしょう。
そのような場合、まずは上司より上の立場に当たる人に相談してみましょう。
しかし、口頭で悩みを相談しただけでは事の深刻さを分かってもらえない可能性もあり得ます。
そのために、いったいどのようなパワハラを受けているのか、それが本当に起きているのか、客観的に判断できるような証拠をしっかりと集めましょう。
パワハラは、部下を指導するという名において“怒鳴る”などという形で現れる場合が多いため、証拠を集めやすい事例であるとも言えます。
必要以上の罵声や恫喝などは、上司とあっても許されるわけはありませんから、実際に怒鳴っている様子を録音するなどして、証拠として提出できるようにしておきましょう。
実際に怒鳴り声を聞いてもらい、客観的な判断をしてもらうという事が重要です。
・社内の専門セクションに相談する
上司の上司に相談しても、拉致があかないと感じた場合は、会社内でそういう問題を専門に扱っているセクションがないか、調べてみましょう。
社内の専門医や人事部などでそういう問題を扱っている場合もあります。
相談できる窓口があるなら証拠を提示して相談し、上司の行動がパワハラに該当するかどうかを客観的に判断してもらうのです。
その上で、この問題の解決を依頼してみましょう。
あからさまなパワハラは、現在では犯罪行為です。
実際に起きている事を社内で明らかにして、上司に対する指導をお願いするべきでしょう。
・社外の専門セクションに相談する
会社内でそういった相談窓口がないような場合、社外の相談窓口を利用しましょう。
現在は最初の一回は無料で相談に乗ってくれるというところや、無料で電話相談を受け付けているところもあります。
そういうところに実際上司がパワハラを行っている様子の証拠を提示し、本当にパワハラになるかという事を判断してもらうのもよいでしょう。
社外の専門機関においては、法的なアドバイスもできるよういろいろな情報が集まっていたりします。
パワハラ上司への仕返し
※パワハラに対抗する仕返し・復讐方法
・上司の上司になる
言葉の通りキャリアアップし、今の上司よりも上に行くという方法です。
言うのは簡単ですが、実際にやるとなると少々厳しいかもしれません。
しかしパワハラ上司のメンツをつぶし権限を完全に奪うため、復讐方法としては一番効果的です。
・協力者を求む
1対1の戦いではなく、仲間と協力して立ち向かう方法です。
パワハラ上司のターゲットにされている人、不満を持っている人が複数いる場合に有効です。
連帯してパワハラの現状を会社に伝えることで会社側も耳を傾けてくれやすくなります。
・直接仕返し
かなりシンプルな方法ですが、パワハラ上司に対して直接声を上げて反発するという方法です。
パワハラ上司は気の弱い部下をターゲットにする傾向があるため、強い姿勢や態度を取られることを嫌います。
パワハラに動じない態度を取り続けることで相手はひるむことも。
・スキルを吸収してから退職
パワハラによってどうしようもなく追い込まれた場合、頑張りすぎず退職するのも手です。
しかしどうせ辞めるのならスパッと退職してしまうのではなく、その会社で得られるものすべてを得て自分のスキルを最大限向上させてから退職するのがいいでしょう。
いかがでしたか?
日常的にパワハラを繰り返されると、精神的苦痛が麻痺しどんどん一人で抱え込むようになってしまいます。
無理しすぎず周りに助けを求めることも必要です。
こちらの動画も非常に参考になるのでご覧ください!!
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