高山病にならないためには?なりやすい人や予防の方法はこうだ…!



 世界各国に旅行が可能になり、高地でも簡単に行けるようになりました。中高年の登山人気と相まって、多くの人がペルーのクスコやチベットのラサを訪れています。しかし

 その結果、高山病の危険性が身近なものになっています。そこで、今回は高山病になりやすい人や予防の方法などについてご紹介いたします。

高山病とは?

 標高が高くなるにつれて気圧は下がり、血中の酸素濃度も下がり体に変調をきたします。始めは頭痛、吐き気、めまい、食欲不振、手足のむくみ、脈拍が速くなり風邪のような症状が現れます。

 薄くなっている血中の酸素を使うことで、体調に変調をきたすのは当然のことです。高山病にならないためには、酸素をできるだけ取り込み使わないようにするのがポイントです。

 酸素摂取能力が高ければ、高山病にかかりづらくなります。酸素摂取能力は、心肺機能と血中ヘモグロビン量によって決まります。

 ヘモグロビンが少ないと貧血になり、体中に酸素を運べなくなります。普段から貧血気味の人は、高地に登る際には一層の注意が必要です。

高山病になりやすい人

 個人差がありますが、高山病になりやすい人がいます。残念なことに、高山病はトレーニングで改善できません。

 日頃からうっ血性心不全や呼吸不全などの症状がある人は、高地を訪れる前に主治医に相談しましょう。一方、狭心症、心筋梗塞、虚血性心疾患の病気を持つ人は、持病の無い人がかかる高山病にかかる危険性があります。

 一般的に、子供は大人よりも高山病になりやすいため、注意が必要です。厳しい旅行のスケジュールが原因と思われますが、団体旅行に参加している人の方が個人旅行者よりも高山病にかかりやすい傾向があります。

 さてそんな高山病ですが、具体的にどのような症状があってどう予防すれば良いのでしょうか?気になる方は次のページをご覧ください。





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