高山病にならないためには?なりやすい人や予防の方法はこうだ…!



高山病の症状

 高山病は症状によって山酔い、高地脳浮腫と高地肺水腫の3種類に分かれます。山酔いは2700メートル以上の山に急に上った時に起きます。

 その症状は二日酔いに似ていて頭痛、倦怠感、吐き気や食欲不振があります。高地に到着した6時間〜12時間後に嘔吐するようになります。

 高地脳浮腫は、山酔いの症状に加えて考えがまとまらず、強い倦怠感があります。この際に、高地脳浮腫という判断を下す基準として縦列歩行テストがあります。

 まっすぐな線上を外して歩いてしまっていたら、低地に降ろしてあげましょう。高地肺水腫は、高地脳浮腫と一緒におきます。息切れが激しくなるので、安静にして息切れが治まれば低い地点に降ろします。

高山病を予防する薬

 高山病の薬は3種類ありますが、1番使いやすいのがアセタゾラミドです。高地に登る前に1日2回服用することで、山酔いを予防できます。

 副腎ホルモン剤のデキサメタゾンは、山酔いと高地脳浮腫の予防と治療に効果があります。アセタゾラミドをまず予防のために飲み、激しい症状が現れた際にデキサメタゾンを服用します。

 高地肺水腫をおこしやすい人はニフェジピンを、予防と改善のために服用させます。アセタゾラミドを予防に使用し、デキサメタゾンとニフェジピンは緊急のため持参します。ですが、これらの薬は医師の処方箋なしには購入できないので医師に相談する必要があります。

 「折角来たのだから…」と無理をして登ることは、危険ですし周りの人にも迷惑を掛けることになります。高山病にかかった際は、低地に戻る決意ができるようにしましょう。





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