血管が浮き出る原因
手の血管が浮き出る原因にはいくつかあります。
①加齢による皮膚の老化
加齢によりコラーゲンの分泌量やヒアルロン酸が減少し、加えて女性の場合は女性ホルモンの影響も重なることで徐々に肌細胞を作り出す力が衰えてきます。
その結果ハリが失われ皮膚が薄くなり、静脈が目立つようになります。
そのため血管が浮き出て見えるようになるのです。
②紫外線による老化
長い時間紫外線を浴びることで肌の新陳代謝が遅れ、老化が加速します。
また、皮膚の水分が失われる事で肌の弾力が無くなり血管が目立つようになるのです。
さらに新陳代謝が遅れると肌の色もくすんで見えます。
③血管の老化
肌と同じように、加齢とともに血管も弾力を失います。
すると血管自体の弾力が無くなってくるので血管が拡張し太くなります。
結果浮き出て見えるのです。
④遺伝によるもの
血縁者に血管が浮き出ている人が多い場合や、若い頃から血管が浮き出ていた場合、体質的な遺伝が関係している可能性が高いといえます。
⑤皮下脂肪が少ない
元々、手の甲は皮下脂肪が少ない場所で、痩せ型の人は特に表皮と血管の距離が近いため静脈が浮き出て見えます。
他にも、動脈硬化やドロドロ血液といった影響で流れが悪いと血液が滞留し、血管が浮き出ることや、高血圧に伴う心臓病疾患を患っていると、静脈圧が高くなり血管が浮き出るようになる恐れがあります。
さらにストレスと冷え性も血行不良を引き起こすため、血管が浮き出ます。
そして、そもそもスポーツなど運動をする人は血液量が多いため、血管が浮き出ます。
また、血管が浮き出る部位によっては病気が隠れている場合もあります。
血管が浮き出やすい場所として、おでこ、腕、手の甲、足のふくらはぎなどが挙げられます。
心当たりのある方は一度医療機関を受診することをお勧めします。
浮き出る血管のケア
浮き出た血管のケアですが、実は手軽にできます。
以下のような方法を、まずは試してみましょう。
・ふくらはぎを動かして血流を促す
・水仕事の際にゴム手袋をして乾燥させないようにする
・水を使った後は、かならずハンドクリームを塗る
・手を心臓より高く上げてマッサージをする
・UVカット加工されている手袋を使い、紫外線を当てないようにする
・肉類、お酒、甘い物、油物を避けて、ビタミン、ミネラル、食物繊維類を摂る
最近では、美容外科で浮き上がった血管を目立たなくする硬化療法という治療もできるようになってきているので、考えてみるのも良いかもしれません。
まずは、簡単にできるケアから初めてみましょう。
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