優しい耳の空気抜き
ニューヨーク大学で臨床学准教授を務める聴覚学者のWilliam H. Shapiro博士は、バルサルバ効果を利用した治療方法よりも耳に優しく安全な方法をおすすめしています。
バルサルバ効果を利用した治療方法では、口を閉じ鼻をつまみ、力強くいきむ際に痛みと不快感を伴います。Shapiro博士がすすめるやり方は、いきむ代わりに唾を飲みこむのです。
口を閉じて鼻をつまみ、唾を飲みこむことで耳の中の空気圧が均等化します。残念ながら頻繁に行わなければなりませんが、無理やり空気を抜こうとして耳を傷つけるというリスクを避けることができます。
元々耳抜きができないのだけど
こないだの飛行機で耳抜きが全然できなかった……
で、ずーーーっと左耳がボンヤリしてて、頭ん中で音が響いて気持ち悪くて今日はボンヤリは抜けてきたんだけど、
唾を飲むたびに、耳の中が(バキバキ)音がする
エコーズact1の攻撃をうけたんか?てくらい— バイバイ池多 (@baibainoike) October 18, 2017
耳の痛み予防法
ところで、耳の空気抜きがどうしてもできない人は、どのように対処すれば良いのでしょうか?空気抜きができない人は、予防法として以下の点を注意してください。
・風邪、鼻炎は治療しておく
・飛行機上昇中はあくびや唾をのみ込む
・点鼻薬を搭乗前や下降前に使う
・ガムを噛んだり、水や唾を飲んだりして小まめに差圧を調整する
・降下中は居眠りをしない
耳に異変を感じたのであれば、早急に耳鼻科の診察を受けるようにしてください。飛行中の空気圧の調整が上手くできるかできないかで、旅行の楽しみがかなり違ってきます。不安に思う人は、事前に耳鼻科で相談することをおすすめします。
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