受け取り時間を早くする方
『遅めにチェックインする』
まず裏ワザ1は、チェックイン時間を遅くするというもの。
いくつかのサイトで記載があり、1番ポピュラーな裏ワザです。
その理由は、チェックインの順番で荷物の積み込みをしているため、最後の方に入れられた荷物は最初に出てくるはずだから。これは一見理に適っていそうですが、どうなのでしょうか?
実は、最後に入った荷物が最初に出てくるということは合っています。
預けられた荷物は、小さなコンテナーに入れられ、飛行機のカーゴに積み込まれます。
早く入ってしまえば出すのは遅くなりますし、最後のコンテナーに自分の荷物があれば、到着後すぐに出されます。
しかし、どのコンテナーに自分の荷物が入るかは運次第です。
グループでチェックインしても、同じタイミングで出てこないことからも、チェックインの順番が積み込みの順番ではないことが分かります。
なので、遅めにチェックインしたからと言って早く出てくるわけではないのです。
では、チェックイン順でないのであれば、コンテナーへの入れ方はどうやって決まっているのでしょうか?
飛行機に搭載できるコンテナーの数は決まっています。
より多くの荷物を入れるには、コンテナー内の荷物は、すきまなく入れていくことが必須です。
例えでいうなら、ゲームのテトリスを3次元にしたような感じですね。
上に積み上げても崩れないよう、土台となる下部には重くて頑丈な造りで、すきまのできにくい四角形の荷物が入れられることが多いです。
この土台に自分の荷物が選ばれてしまうと、必然的に出てくるのは遅くなってしまいます。
あくまでも可能性ですが、土台にならない変わった形や柔らかい素材のバッグは、コンテナーの一番上に入れることが多いため、比較的早く出てくることがあります。
しかし、残念ながらコンテナーは1つではないため、奥のコンテナーに入ってしまった場合は、このワザは使えません。
『カウンターでお願いする』
裏技その2は、チェックインのときにカウンターで「ドアサイド」を依頼する方法です。
裏ワザその1が、航空会社のシステムを利用したものとすれば、その2は人情に訴える作戦です。
この「ドアサイド」というのは、カーゴのドアサイドのことで最後に積み込んでくださいという意味です。
その1で説明しましたが、最後に積み込んでもらい最初に出してもらえます。
通常ドアサイドの荷物は、車いすやベビーカーなど到着後にすぐに必要となるものに限られます。
早く出たいからという理由だけで、ドアサイドを依頼することはできません。
こちらの方法は、基本的に正当な理由なく許可されることはありませんが、もしもカウンターで配慮してもらった場合は、あくまでもスタッフの善意であることをご理解ください。
無理な依頼は運航の妨げとなりますので、絶対にやめてください。
その1、その2と裏ワザの検証をしましたが、残念な事にどちらも運次第となり、絶対に早く受け取れる方法ではありませんでした。
では、受託手荷物の受け取りに、確実な方法はあるのでしょうか。
それは、ファーストクラスやビジネスクラスなどアッパークラスを利用すること、もしくは各航空会社の上級会員になることです。
それって裏ワザじゃないよ!と思うかもしれませんが、航空会社が「優先的に手荷物を出します」と約束している場合以外は、結局、出てくる順番は誰にも分からないのです。
たくさんある裏ワザ、確実な方法はないものの、試してみる価値はありそうです。
今回、紹介した裏ワザを参考に、迷惑にならない程度に、ぜひ試してみてくださいね。
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